積極補強のアーセナルがバレンシアの逸材DFモスケラも獲得へ？…移籍金は約34億円以下か

　アーセナルがバレンシアに所属するU−21スペイン代表DFクリスティアン・モスケラの獲得に迫っているようだ。14日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

　報道によると、アーセナルはモスケラと個人的な条件についてすでに合意に達しており、バレンシアとのクラブ間交渉も進展しているとのこと。未だ作業は残されているものの、獲得に向けて「極めて有利な立場」にあるという。

　また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、移籍成立が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go!」とともに、モスケラがアーセナル移籍に関して口頭合意に達したと指摘。今後、正式な手続きが開始される見込みで、早ければ今週後半にメディカルチェックが実施される可能性があるという。移籍金については総額2000万ユーロ（約34億円）以下と伝えられている。

　現在21歳のモスケラは身長191cmという恵まれた体躯と高い身体能力を兼ね備えたセンターバック（CB）で、右サイドバック（SB）でもプレー可能。バレンシアの下部組織出身で、2021−22シーズンにトップチームデビューを飾ると、ここまで公式戦通算90試合に出場している。昨シーズンは最終ラインの主軸として公式戦41試合に出場し1ゴールをマーク。今夏に開催されたU−21 EUROでもスペイン代表の主力として活躍した。

　アーセナルは3月に就任したアンドレア・ベルタSD（スポーツディレクター）の下、今夏の移籍市場で積極的な動きを見せており、ここまでスペイン代表GKケパ・アリサバラガ、同MFマルティン・スビメンディ、デンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴールを獲得。さらにはチェルシーからイングランド代表FWノニ・マドゥエケ、スポルティングからスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュの加入も有力視されている。