夜な夜な聞こえる寂しそうな鳴き声 リビングの窓辺に現れた子猫 猫好きのお家に迎えられた 先住犬に甘えてお腹がベッドに

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2025年07月15日 17:40  まいどなニュース

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蒸し暑い夏場、預かりボランティアさんの自宅の庭に現れた子猫のシャルマン

保護猫を中心にお世話をする預かりボランティアさん。自宅の庭先で、蒸し暑い真夏のある時期から、夜になると「ニャーニャー」という寂しそうな子猫の鳴き声が聞こえるようになりました。

【写真】どこから来たの?家族はどこにいるの?

敷地内のどこを探してもその鳴き声を発する子猫がどこにいるか全くわかりません。しかし、2週間ほどすると、子猫が家のリビングの窓までひょっこり顔をのぞかせてくれるようになりました。子猫は何かをきっかけにこの家が猫好きであることを察知して「僕もお世話してもらえるかもしれないニャ」とやってきたようにも感じました。

預かりボランティアさんはこの子猫をエサで誘導し、なんとか無事に保護することができました。

周囲には家族らしき外猫の姿はなかった

保護後、子猫をよく見ると凛々しい顔立ちのかわいいオス猫でした。預かりボランティアさんは子猫に「この猛暑の中、生き続けてくれてありがとうね」と声をかけてあげましたが、その一方、「自宅の敷地内になぜ小さな子猫が1匹だけでいるのだろうか?」という疑問も浮かびました。

近隣で「子猫を探している」という話もなく、子猫には首輪もありません。

また、近隣に外猫が過ごすエリアもなく、どのようにして子猫が庭にやって来たかの謎は深まるばかりでした。

優しい里親さんと先住犬に迎えられ幸せな日々を過ごす

そんな謎を感じながらも、子猫に罪はありません。

預かりボランティアさんはしばらくの間、献身的なお世話をし、最終的には「ずっと子猫に寄り添い、お世話をしてくれる家族」に繋げたいと考えました。そして、懇意の保護団体・Delacroix Dog Ranchに里親募集の協力を要請。後に子猫に「シャルマン」という名前が付けられ、団体を通して広く里親募集が告知されました。

そして、告知開始から程なくして優しい里親希望者さんから「うちにおいで」の声をもらいました。ただし、この方の家には先住犬がいるとのことで、シャルマンとの相性が合うかどうかの不安もありました。

そのため、この方の家で一定期間のトライアルを実施しましたが、シャルマンと先住犬はお互いを受け入れあいすぐに仲良しになり、めでたく正式譲渡となりました。シャルマンは元気に巣立っていくことができました。

シャルマンはドタバタ系というよりも、おっとりとした性格の持ち主。抱っこされるのが大好きな甘えん坊の子猫でしたが、現在もその性格のまま、優しい里親さんの元で抱っこされては喉をゴロゴロ。そして、ときには先住犬のお腹をベッド代わりにして、のんびりと幸せな日々を送っているとのことです。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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