選挙に行こう【家電コンサルのお得な話・257】「失われた30年」と言われるほど、収入の低迷が長く続いている。しかし、このままだとさらに、40年、50年と、閉塞感に満ちた時代がずっと続きかねないと危惧している。その根拠は「投票率の低下」だ。
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●「選挙に行っても、何も変わらない」と感じる人が増えている
「選挙に行っても、何も変わらない」と感じる人が増え、投票率の低下が進むなか、投票済証明書を提示すると、割引などの特典を提供する「センキョ割」を実施する企業が少しずつ増えてきたのは明るい兆しだ。今ではカフェやラーメン店、温浴施設など、さまざまな店舗・サービスが「センキョ割」を実施している。選挙をもっと身近なものとして感じてもらいたいという思いが詰まったキャンペーンだ。
家電量販店のノジマも、そうした取り組みにいち早く参加してきた企業の一つである。「センキョ割学生実施委員会」に賛同し、2022年には業界で初めて「センキョ割」を導入し、来る7月20日の参議院選挙でも、参議院議員選の投票済証明書(または投票所の看板の写真)の提示、モバイル会員登録などの条件を満たせば、1人1回限り、1140円分のポイント還元が受けられる。期間は7月4日から7月31日まで、期日前投票も対象だ。
また、SNS(公式X・公式Instagram)で応募すると、抽選でそれぞれ3900円分のポイントが当たるキャンペーンも開催中で、投票率向上に向けた取り組みに積極的だ。詳しい方法や条件については、ぜひノジマの公式サイトを見てほしい。
「誰に投票していいのかわからないから、行かない」という声も、よく聞こえてくる。けれども、投票率が上がれば、必ず政治は変わる。それは、これまでの歴史が証明してきたことだ。そして今回の選挙は、日本にとって、本当にもう後がない、そんな大切な場面だと思う。
だから、若い皆さんにお願いしたい。どうか自分の考えの一票を投じてもらえないだろうか。そして、「自分たちの手で政治を変えることができた」と、みんなで実感してみませんか。
私は、いい時代も経験できた年代だ。もう自分が自分がと言っている年齢ではなくなった。子や孫の世代のため、そして、これからを生きる「あなた」の未来のために、私は投票に行く。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所 堀田泰希を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実践的内容から評価が高い。