エフフォーリア(撮影:下野雄規) 7月14日(月)、15日(火)に北海道・苫小牧市のノーザンホースパークで「セレクトセール2025」が行われた。今年も数多くの血統馬が落札されたが、中でも近年の活躍が目立つロードカナロア、キズナの産駒。そして、ファンからの人気が高いエフフォーリアの産駒について、高額馬トップ3を振り返っておきたい。
【キズナ産駒】
■1位 3億2000万円 上場番号369番 「ファイアバーンの2025」 国本哲秀氏
母は22年にサイアーズプロデュースS、ゴールデンスリッパーSと豪G1を2勝。「ショウナン」の冠名で知られる国本哲秀氏が落札した。
■2位 2億3000万円 上場番号98番 「リリーズキャンドルの2024」 米原恭淳氏
母はマルセルブサック賞(仏G1)勝ち馬。現3勝クラスのダズリングブレイヴが半兄にあたる。同じ母系からはリスグラシューの母として知られるリリサイドなどが出ている。
■3位 1億9000万円 上場番号111番 「ダイワダッチェスの2024」 林田祥来氏
母はデビューから4戦連続2着のあと、未勝利1着、16年フェアリーSで3着に入った。半姉ファムマルキーズは今年6月にデビュー勝ちを収めている。
【ロードカナロア産駒】
■1位 1億9000万円 上場番号11番 「アンフィトリテIIの2024」 (同)DMM.com
母は18年MRC1000ギニーほか、豪州で複数重賞を制している。きょうだいに美浦・小手川準厩舎に所属するトリフォラートなど。
■2位 1億4000万円 上場番号382番 「ドナブルーハの2025」 林田祥来氏
母は亜古牝馬チャンピオン。アルゼンチンでG1、アメリカでG3を勝っている。「ベラジオ」の冠名を用いる林田祥来氏が落札した。
■3位 1億2500万円 上場番号6番 「ワントゥワンの2024」 TNレーシング
祖母ワンカラットは短距離重賞4勝。母は18年関屋記念から重賞で3戦連続2着に入った。半兄2頭はJRAで現役馬として活躍している。
【エフフォーリア産駒】
■1位 1億7000万円 上場番号233番 「リリサイドの2024」 (有)ウエストヒルズ
1歳セッションのトリに登場した。半姉のリスグラシューは19年宝塚記念からG1・3勝連勝を飾り、同年の年度代表馬に選ばれた。
■2位 1億4000万円 上場番号461番 「ソパーズレーンの2025」 長谷川祐司氏
伯父のグレナディアガーズは20年の朝日杯FSを7番人気で勝ち、21年には阪神Cを制した。ほかにも重賞でたびたび好走を見せた。
■3位 9200万円 上場番号4番 「ミディオーサの2024」 村瀬寛紀氏
祖母にミスエーニョ。伯母に16年ファンタジーS覇者ミスエルテ、24年フラワーCを制したミアネーロなど、活躍馬が数多くいる。