金子真人氏(写真中央、撮影:下野雄規) 7月14日(月)、15日(火)に北海道・苫小牧市のノーザンホースパークで行われた「セレクトセール2025」。名物オーナーとして知られる金子真人氏(名義は金子真人ホールディングス)は、2日間合計で8頭を計12億3600万円(税抜、以下同)で落札した。
01年の当歳セッションでは、のちにキングカメハメハの名でNHKマイルC、日本ダービーを制す「マンファスの2001」を7800万円で購入。02年の当歳セッションでは、ディープインパクトとして日本中を席巻する「ウインドインハーヘアの2002」を7000万円で競り落とすなど、セレクトセールでも数多くの素質馬、血統馬を手にしている。昨年もマカヒキの初年度産駒「デロングスターの2024」を1億5000万円、ディアドラの全弟にあたる「ライツェントの2023」を2億8000万円で購買していた。
今年は2日間で8頭を計13億3600万円で落札した。初日の1歳セッションは、母が国内外でGI・2勝を挙げた「ノームコアの2024」を4億1000万円、二冠牝馬スターズオンアースの半弟となる「サザンスターズの2024」を2億7000万円など。2日目の当歳部門では、仏重賞勝ち馬の仔「キャンプロックの2025」を2億3000万円、GI・2着2回ファインルージュの半弟にあたる「パシオンルージュの2025」を1億2000万円で手に入れた。
所有馬同士の配合からソダシやワグネリアンなど多くのGI馬を送り出し、その馬主人生から「リアルダビスタ」とも称される金子氏。今年の落札馬の中にも、未来のスターホースが隠れているかもしれない。
【金子真人HDの落札馬一覧】
・1日目 1歳馬部門
「レネットグルーヴの2024(牡)」 1億3000万円
「ファイネストシティの2024(牡)」 5600万円
「サザンスターズの2024(牡)」 2億7000万円
「スーブレットの2024(牡)」 8600万円
「ノームコアの2024(牡)」 4億1000万円
「クォリティシーズンの2024(牝)」 3400万円
計6頭 9億8600万円
・2日目 当歳馬部門
「キャンプロックの2025(牡)」 2億3000万円
「パシオンルージュの2025(牡)」 1億2000万円
計2頭 3億5000万円
■2日間合計
計8頭 13億3600万円