
台湾で1000円出すと、どんなランチやディナーが楽しめる?
実は台北には、「いったい何ごと…!?」と驚くくらいお客さんでごった返している豚足専門店があります。その名も「富霸王豬腳(フーバーワンジュージャオ)」。
行列にも負けず1000円縛りに挑戦してきたので、その結果をお伝えしますっ。
【豚足の超人気店へ】
今回訪れたお店は、台北MRT松江南京駅から歩いて数分の場所にあります。ランチのピークはきっと12時頃だろうと思い、私は11時45分くらいに店舗に到着。
お店が近づくにつれ「予想が甘かった」と思わずにはいられませんでした。だって、50は軽く超えるであろう人たちが、お店のまわりで待っていたんですもの……!
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えっと……まだピークの時間帯じゃないよね?今日の気温、30度以上あるよね?なんで暑いのに、もうこんなに混んでるの〜〜〜!?
店頭では店員さんが忙しそうに作業していて、つやつやの豚足がなんともおいしそう。ここまで来たら、覚悟を決めて並ぶしかないっ。
【豚足は部位を選んで注文できるよ】
注文の方法はというと、テイクアウトの場合は番号札を取って呼ばれるのを待ち、呼ばれてから注文、会計、受け取りを同時に済ませます。
実はテイクアウト限定のお弁当はコスパが高いと評判なので、テイクアウトのほうが待ち時間が長めであることがほとんど。旅行中の食事ならイートインがおすすめです。
イートインの場合は、まず「内用」と書かれている列に並びます。順番が来たら注文と会計を済ませ、ブザーが渡されます。席が空いたらブザーが鳴り、店内に入店できるというシステムです。
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メニューには日本語訳がのっていますし、イラストも掲載されていてわかりやすい♪ 指さしで注文できるので楽ちんです。
豚足は、骨のない豚もも(腿扣)、豚スネ(腿節)、豚の蹄の部分(腿蹄)に分かれていて、好きな部位を選んで注文できます。特に豚ももは人気が高く、すぐに売り切れちゃうんですって。
私が1000円縛りで注文したメニューは以下の通り。
・豚スネ(霸王腿節)110元
・豆腐の煮物(潤白豆腐)20元
・茹で季節野菜(燙青菜)45元
・ご飯(白飯)15元
お値段は合計190元(約931円)。私は結果として、注文までに15分、ブザーが鳴って入店するまで15分と、合計30分ほど待ちました。
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そして、通された席は相席。少人数で訪れた場合は高確率で相席になるようです。
【お肉プルプルでご飯がすすむ…♡】
しばらくすると、お待ちかねのお料理が到着。さっそく、豚足からいただきます〜っ。
お肉は骨からするっとはがれ、プルっと程よい弾力。パクっと頬張れば、甘辛い味わいが広がりたまらなくおいしい……♡
パッと見た感じは味が濃そうですが、八角などのスパイスの味はせず、醬油ベースのやさしい味わいです。これはもう、ご飯がすすむ〜〜〜。
いっぽう豆腐の煮物にもお肉と同じ味がしっかりとしみ込んでいて、これまた美味。ふるっとやわらかくて、ほっこりする味わいです。
この日の季節の茹で野菜・空心菜は、シャキシャキとした食感で箸休めにぴったりでした。量が多いので、2人でシェアしてもよさそうです。
1000円縛りだったのに4品も注文することができて、しっかりとお腹いっぱいになりました。あれだけ多くの人が並んでいたのも、納得!
次はどんな台湾グルメをいただきに行こうかな♪
※日本円への換算は、2025年6月現在の情報です。
■今回紹介した店舗の情報
店名:富霸王豬腳
住所:台北市中山區南京東路二段115巷20號(Googleマップ)
営業時間:11:00〜19:30
定休日:日曜日、月曜日
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch