ウナギ輸入に当たり、確認作業を行う税関職員=16日、千葉県成田市 成田空港(千葉県成田市)で16日、輸入ウナギの通関作業が公開された。東京税関などによると、生きたウナギの輸入数量は成田空港が全国の約8割を占めており、19日の「土用の丑(うし)の日」を前に最盛期を迎えつつある。
この日は、専門商社の丸勝(同)が中国や台湾などから輸入したウナギの作業が公開された。海外からの貨物の一時保管場所で、税関の職員がウナギを手に取って触感などを確かめた。
丸勝の西勝光治社長によると、輸入ウナギの卸売価格は昨年より安めの1キロ当たり4900円〜5300円程度。足元でウナギの稚魚となるシラスウナギが豊漁となっているため、「秋以降は先安観がある」という。