今夏のリヴァプール退団が濃厚となっているヌニェス [写真]=Getty Images ナポリがリヴァプールに所属するウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの獲得を断念したようだ。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在26歳のヌニェスはポルトガルの名門ベンフィカで得点を量産し、2022年夏に最大1億ユーロ(約172億円)と報じられた移籍金でリヴァプールへ加入した。ここまで公式戦通算143試合に出場し40ゴール23アシストをマークしているが、昨年夏に就任したアルネ・スロット監督の下で序列が低下。昨シーズンのプレミアリーグでの先発起用はわずか8試合に留まり、今夏の退団の可能性も浮上している。
こうした状況の中、サウジ・プロフェッショナルリーグのクラブに加え、ナポリがヌニェスの獲得を検討していることが明らかに。ベルギー代表FWロメル・ルカクの“補完役”を探すセリエA王者は、ヌニェスを主要ターゲットとしてリストアップし、オファーを準備しているとも報じられていた。
しかし、リヴァプールの要求額の高さから交渉は難航している模様。現在、ナポリはウディネーゼからイタリア代表FWロレンツォ・ルッカをレンタルで獲得するべく交渉を進めており、すでに口頭合意が成立しているようだ。ストライカー補強の目処が立ったことで、ヌニェスの獲得を断念する可能性が高まっており、その旨をすでにリヴァプール側へと伝達したという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ルッカが買い取り義務付きのレンタルでナポリへ加入する見込みで、ヌニェスの獲得は見送られる可能性が高いと指摘。依然としてヌニェスは今夏にリヴァプールを退団することが濃厚で、サウジ・プロフェッショナルリーグの上位クラブが獲得を狙っているようだ。
なお、イギリスメディア『アスレティック』によると、ヌニェスの獲得を狙っているサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブはアル・ヒラルだという。