函館2歳S2025に出走予定のスペシャルチャンス(今年5月撮影、ユーザー提供:Kyo-@さん) ホッカイドウ競馬所属のスペシャルチャンス(牡2、ホッカイドウ・田中淳司厩舎)が、函館2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)で中央に初挑戦する。
スペシャルチャンスは父ダノンレジェンド、母ワディラム、母の父サンデーサイレンスの血統。生産者は北海道・日高のスウィングフィールド牧場。母は06年の米子Sの勝ち馬。近親のリリーフィールドは24年のもみじSを制している。
ここまで3戦2勝。4月にホッカイドウ・田中淳司厩舎からデビュー。スーパーフレッシュチャレンジを59秒2の2歳タイレコードで制した。続くウィナーズチャレンジ1は2着に敗れたが、前走のウィナーズチャレンジ2を快勝し、函館2歳Sに駒を進めることが決まった。今回は初芝がカギとなるが、母系の力で克服してほしいところだ。
地方馬として99年エンゼルカロ、05年モエレジーニアス、07年ハートオブクィーンに続き4頭目の函館2歳S制覇、そして16年札幌2歳Sのトラスト以来、8年10カ月ぶりのJRA重賞制覇がかかる一戦。「道営の雄」の熱い走りを期待したい。