写真 東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会・第3節が16日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)は中国女子代表と0−0のドローに終わった。
大会3連覇が懸った戦いで、勝てば優勝が決まる中、前半からチャンスを作ったなでしこジャパンだったがゴールを奪えず。守備陣は中国の高さを活かしたプレーにしっかりと対応したものの、後半もギアが上がらず、スコアレスのまま終了となった。
この試合に1トップで先発出場したFW樋渡百花(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)は「初めてのスタメンというところで緊張はあったんですが、思い切りやってやろうという気持ちで、失うものはないと思っていました」とコメント。韓国女子代表戦に続いての出番を得た中で、自身のプレーを出そうと意気込んでいたとした。
実際に中国と対戦しての感想は「あまり思うようなプレーができなかったなと思っています」と振り返り、「そういったところで自分のプレーを出すことも大事だと思うので、もっと成長していきたいと思いました」と課題も感じたとのこと。前半にはチャンスを迎えたシーンもあったが、「(成宮)唯さんが声を掛けてくれて裏に抜け出したんですが、シュートまでにワンテンポ置いてしまって相手に追いつかれたかなと思います」と語り、「もう少し早い判断ができれば良かったと思います」と反省を口にした。
現在19歳の樋渡。海外組の中に割って入ることが今後は目標となる中で、「割って入ってなでしこに選ばれたいという気持ちはありますが、実力を考えるとまだその力はないのかなと思います」と自身の立ち位置を分析。ただ、「そこを目指して、高みを目指して頑張りたいです」と、将来的な代表入りを目標としていると語った。
自身が目指すストライカー像にはマンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを挙げた中で、「身長が高くてタイプが少し重なるかなと思うので、抜け出しやシュートなども参考にしています」とコメント。将来についても「海外でプレーしてみたいとは考えているので、まずはベレーザで結果を残して、今シーズンは得点王を狙っているので、自分の力をつけて、周りに評価してもらえたら良いなと思います」と、新シーズンに向けて意気込みを語った。