去就に注目が集まる堂安律 [写真]=Getty Images フライブルクに所属する日本代表MF堂安律はフランクフルトへの加入が有力視されているようだ。16日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在27歳の堂安はガンバ大阪からフローニンゲン、PSV、ビーレフェルトを経て2022年夏にフライブルクへ活躍の場を移した。初年度から主力に定着すると、在籍3年目の2024−25シーズンも右ウイング(WG)を主戦場に公式戦通算36試合に出場。ブンデスリーガではキャリアハイとなる10ゴール8アシストをマークし、チームのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献した。
こうした活躍もあり、堂安には今夏の移籍の噂が絶えない。2025−26シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したフランクフルトとドルトムントへのステップアップが囁かれているほか、プレミアリーグとセリエAの複数クラブが関心を寄せているとも報じられており、去就に大きな注目が集まっている。
この度『ビルト』が報じたところによると、現段階で堂安の移籍先の最有力はフランクフルトだという。当面は個人条件についての口頭合意を得るべく交渉を進めることになるが、選手本人が加入に前向きであり、給与も増額となることから、比較的容易に達成可能と見られている。年俸額などは明らかになっていないが、フランクフルトは2030年6月末までの5年契約を準備しているようだ。
なお、2027年6月末までとなっている堂安の現行契約には2700万ユーロ(約47億円)の解除条項が付随しているが、フライブルクはこれを下回る2000万ユーロ(約34億円)程度での売却を容認する可能性があるとのこと。同クラブとしては、今夏にブレンビーから加入した日本代表MF鈴木唯人ら新戦力の獲得に費やした資金を、堂安の移籍金で回収することも視野に入れているという。