川崎FはPK戦の末に敗退となった [写真]=小林渓太 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会・3回戦の15試合が16日に行われた。
2回戦で柏レイソル(J1)に対してジャイアントキリングを果たした東洋大学(アマチュアシード)は、アルビレックス新潟(J1)と対戦。試合は前半アディショナルタイム2分、村上力己の得点で東洋大が先制すると、49分に追いつかれたものの、57分に湯之前匡央がネットを揺らして東洋大が2−1で逃げ切り、ラウンド16に勝ち進んだ。
川崎フロンターレ(J1)とSC相模原(神奈川県)の一戦は延長戦を含む120分間では決着が付かずにPK戦へ。これをSC相模原が3−1で制してラウンド16に駒を進め、川崎Fは3回戦で敗退となった。またモンテディオ山形(J2)もガンバ大阪(J1)をPK戦で下して下剋上を達成。ラウンド16への切符を掴んでいる。
ラインメール青森(青森県)はブラウブリッツ秋田(J2)と対戦。青森は先制されて迎えた29分、GK廣末陸が2回戦の横浜F・マリノス戦に続いてPKで得点し、同点に追いつく。しかし39分に秋田に得点を許し、1−2で敗れた青森は3回戦で敗退となった。
J1クラブ同士の対決となった京都サンガF.C.と横浜FCの試合は、90分間で決着が着かずに延長戦へ。京都は1点ビハインドで迎えた119分、GK太田岳志が左CKの流れから右足でシュートを突き刺して同点に追いつき、PK戦へ。京都がこれを4−3で制した。
その他のJ1勢では、サンフレッチェ広島(J1)がE-1選手権の韓国代表戦から中“0”日で途中出場した中村草太の逆転弾などで5得点を挙げて藤枝YMFC(J2)に勝利したほか、ヴィッセル神戸、鹿島アントラーズ、FC東京、セレッソ大阪、FC町田ゼルビア、東京ヴェルディ、名古屋グランパスなどがラウンド16に勝ち進んだ。
16日に行われた15試合の結果とラウンド16の対戦カードは以下の通りとなっている。
3回戦・試合結果
▼7月16日開催
ヴィッセル神戸(J1) 2−1 ヴァンフォーレ甲府(J2)
アルビレックス新潟(J1) 1−2 東洋大学(アマチュアシード)
川崎フロンターレ(J1) 0−0(PK戦:1−3) SC相模原(神奈川県)
ラインメール青森(青森県) 1−2 ブラウブリッツ秋田(J2)
ガンバ大阪(J1) 4−4(PK戦:3−4) モンテディオ山形(J2)
鹿島アントラーズ(J1) 2−1 V・ファーレン長崎(J2)
アビスパ福岡(J1) 0−0(PK戦:4−2) ギラヴァンツ北九州(福岡県)
サンフレッチェ広島(J1) 5−2 藤枝MYFC(J2)
湘南ベルマーレ(J1) 0−1 清水エスパルス(J1)
FC東京(J1) 2−0 大分トリニータ(J2)
セレッソ大阪(J1) 2−1 徳島ヴォルティス(J2)
FC町田ゼルビア(J1) 2−1 カターレ富山(J2)
京都サンガF.C.(J1) 3−3(PK:4−3) 横浜FC(J1)
東京ヴェルディ(J1) 1−0 サガン鳥栖(J2)
名古屋グランパス(J1) 2−1 ロアッソ熊本(J2)
ラウンド16・対戦カード
▼8月6日開催
ヴィッセル神戸(J1) vs 東洋大学(アマチュアシード)
SC相模原(神奈川県) vs ブラウブリッツ秋田(J2)
モンテディオ山形(J2) vs 浦和レッズ(J1)
鹿島アントラーズ(J1) vs アビスパ福岡(J1)
サンフレッチェ広島(J1) vs 清水エスパルス(J1)
FC東京(J1) vs セレッソ大阪(J1)
FC町田ゼルビア(J1) vs 京都サンガF.C.(J1)
東京ヴェルディ(J1) vs 名古屋グランパス(J1)