<オリックス1−0楽天>◇16日◇京セラドーム大阪
オリックス田嶋大樹投手(28)がプロ8年目で自己最多の134球を投じ、今季2度目の完封勝利で5勝目を挙げた。快投が実り、チームは今季7度目のサヨナラ勝ち。連敗を3で止めた。
「(山本)由伸とか(九里)亜蓮さんがこういう試合をやっていてすごいなと。自分もできるようになって、少しうれしさと驚きはあります」
力強い直球に、チェンジアップなど多彩な変化球で緩急をつけ、6安打無四球、7奪三振。二塁すら踏ませなかった。この日はワインドアップで投げ込むも、7回にはセットで投じるなどフォームチェンジ。「水を意識しています。型にはまらず、いろんな形に変えられると。野球って『こうじゃなきゃいけない』とかないと思う。自分の直感とかを信じながら、やりたいようにやっています」。変幻自在な投球が光った。岸田護監督(44)は「どうしたんかな」と笑いつつ「どんどん勝負しながらいろんな球も扱いが良かった。球威も最後まで良かった」とたたえた。
前回3回0/3を5失点だった5日のロッテ戦(ほっともっと神戸)から中10日。「3回、4回で結構疲れることが多くて」と反省し、食事を変えた。「3食に間食を入れて5食にして。試合中もジュースを飲んだりして、エネルギー補給したのが良かったのかな」。この日は登板の合間にオレンジジュースやりんごジュースを飲み、スタミナを維持。完封につなげた。
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同学年の中川圭太内野手(29)が9回に自身初のサヨナラアーチを放ち、2人でお立ち台に上がった。7連戦の2戦目でチームの連敗がストップ。指揮官は「しんどい中で勝ち切れたのは本当に良かった」。首位日本ハムと4・5ゲーム差を維持し、食らいつく。【村松万里子】
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