なでしこ主将高橋はなが語る“使命”「ここで得たものをやり続けられるか。今回呼ばれた選手たちにかかっている」
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2025年07月17日 00:10 サッカーキング

なでしこジャパンDF高橋はな [写真]=Getty Images なでしこジャパン(日本女子代表)は16日、東アジアE-1サッカー選手権2025の第3戦で中国女子代表と対戦し、0-0で引き分けた。この結果、今大会は1勝2分けで勝ち点5となり、勝ち点で並んだ韓国女子代表、中国女子代表との当該国同士の総得点数で3位という成績に終わった。チームを代表して表彰式に出席したキャプテンの高橋はなは「やっぱりあそこに立ちたかった。チームみんなでこの表彰式を迎えたかったというのが率直な感想です」と悔しさを噛み締めた。
国内で活躍する“WEリーグ選抜”となった今大会のなでしこジャパン。初招集の選手は実に11名、招集メンバー23名全員がピッチに立った。高橋は「もちろん大会なので、優勝したかったのは間違いないです。初めて国際舞台に立った選手、初めて日の丸を着けて戦った選手、初めての経験をした選手たちが多かったので、全員にとってこの大会はすごく大きな経験になりました。自チーム、WEリーグにしっかりと持ち帰り、ここで得たものをやり続けられるか。今回呼ばれた選手たちにかかっていると思いますし、“使命”というくらい重要なことだと思う」と説いた。
一方で4カ国中3位という現実にも目を向けなければならない。なでしこジャパンがもう一度世界一に輝くために、リーグ全体、個々のレベルアップはマストだ。高橋は「個人の成長という意味では、自チームに戻ってやり続けるしかないと思います。私を含めて今回何かを得た選手たちは、こういう高い基準でやり続けられるかが本当に大事になってくると思いますし、そういった選手が生き残っていく。WEリーグのレベルを上げられるように、頑張り続けないといけない」と語る。
2025-26シーズンのWEリーグは8月9日(土)に開幕を迎える。「今回味方だった選手たちが、もうみんなライバルというか対戦相手になるので、より手強くなってしまう印象です」と警戒しつつも「サッカー選手としても、人として本当にいい選手が多かった。私自身はもうずっと助けられましたし、本当に楽しい時間でした」と改めて振り返る。「私自身もいろいろな選手から、いろいろなことを吸収できたので、それを自分の力に変えていきたいなと思います」とさらなる成長を誓った。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
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