最優秀DF賞に輝いた石川璃音はチームメイトに感謝「一緒に組んでくれた仲間がいたからもらえた賞」

　なでしこジャパン（日本女子代表）は16日、東アジアE-1サッカー選手権2025の第3戦で中国女子代表と対戦し、0-0で引き分けた。この結果、今大会は1勝2分けで勝ち点5となり、勝ち点で並んだ韓国女子代表、中国女子代表との当該国同士の総得点数で3位という成績に終わった。

　今大会3試合フルタイム出場を果たし、最少失点に貢献した石川璃音は最優秀DF賞を受賞した。「表彰式はチームみんなで立って、トロフィーを掲げたかったです。みんなで来れなかったことが悔しい」と悔しさを語りつつ、個人賞受賞については「（高橋）はなさんと声を掛け合いながらやって、一緒に（ディフェンスラインを）組んでくれた仲間がいたからもらえた賞だと思います」とチームメイトへ感謝の言葉を述べた。

　今大会はWEリーグで活躍する選手たちが主体となり、短期決戦の3試合を戦い抜いた。石川は「WEリーグの選手たちで臨める大会だったので、WEリーグや自分たちのレベルを見せたいと思っていましたが、結果的に叶わなかったので悔しい」と今大会を総括。自身はWEリーグを飛び出し、世界トップレベルのウィメンズ・スーパーリーグ（イングランド女子1部）エヴァートンで新たなスタートを切る。「まだまだ本当に失点のところを振り返ってもそうですし、もっと完璧なプレーヤーになれるように。世界で認められるように頑張っていきたい」と意気込んだ。