函館2歳S2025に出走予定のエイシンディード(今年5月撮影、ユーザー提供:かるめん77さん) 地方・ホッカイドウからの転入初戦となるエイシンディード(牡2、栗東・大久保龍志厩舎)が、函館2歳ステークス(2歳・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。
エイシンディードは父ファインニードル、母エーシンエムディー、母の父キングカメハメハの血統。母はJRAで3勝。半兄のテーオーステルスは24年のすばるSの勝ち馬。祖母のエイシンルーデンスは99年のチューリップ賞、01年の中山牝馬Sを制している。
ここまで2戦1勝。5月にホッカイドウ・村上正和厩舎からデビュー。初戦のフレッシュチャレンジは2着だったが、続く前走のアタックチャレンジで初勝利を手にした。その後、栗東・大久保厩舎へ移籍し、今回が中央初戦。一気の相手強化に加え、初めての芝となるが、楽しみなチャレンジといえる。
86年以降に限ると、マル地馬のJRA2歳重賞制覇は88年小倉3歳Sのダンデイアポロ、88年京成杯3歳Sのドクタースパート、08年ファンタジーSのイナズマアマリリスの3回しかない。エイシンディードが17年ぶりの重賞制覇となるか。初めての中央、初めての芝で、アッと驚く走りを見せてほしい。