店舗の棚に並ぶコカ・コーラ=3月25日、米メリーランド州(AFP時事) 【ワシントン時事】トランプ米大統領は16日、米飲料大手コカ・コーラが「米国で『コカ・コーラ』に本物のサトウキビからとった砂糖を使う」ことに同意したとSNSで明らかにした。同社によると、米国ではコーラにトウモロコシを原料とする高果糖シロップが使用されているが、トランプ氏が変更を求めた。
トランプ氏は同社に謝意を表明し、「今に分かる。より良いことだ」と投稿した。
自身は糖分ゼロの炭酸飲料「ダイエット・コーク」が大好物で、1日に12本飲むと報じられたこともある。2期目就任後は「コーラボタン」を大統領執務室に再び設置したとされる。ダイエット・コークには人工甘味料が使われている。
ケネディ厚生長官をトップとする委員会の報告書は、甘味料を使用した飲料による健康被害を問題視している。
米業界誌によると、2024年の米国の炭酸飲料市場シェアは、コカ・コーラが2割を占め首位。ダイエット・コークは5位。