地方所属騎手最後の函館2歳S勝利から20年 スペシャルチャンス&落合玄太騎手が久々勝利なるか

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2025年07月17日 12:00  netkeiba

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函館2歳Sに挑むスペシャルチャンスと落合騎手(ユーザー提供:Kyo-@さん)
 今年の函館2歳Sには道営所属のスペシャルチャンス(牡2、ホッカイドウ・田中淳司厩舎)が、落合玄太騎手とのコンビで参戦予定だ。これまでに地方所属馬が3勝しているレースだが、地方所属騎手は2勝。今回は直近の「地方コンビ」の勝利である05年の一戦を振り返る。

 この年の函館2歳Sには不動の主役がいた。デビュー戦を3馬身半差で圧勝したアドマイヤカリブだ。武豊騎手とのコンビとあって、単勝オッズは1.3倍の一本被り。以下、桜花賞馬のチアズグレイスを母に持つチアズガディスが7.3倍の2番人気、道営所属のモエレジーニアスが13.2倍の3番人気で続いた。

 レースは伏兵のアイアムエンジェルが逃げた。大外11番枠のアドマイヤカリブはジワッと番手へ。これをマークするようにモエレジーニアス、ラッシュライフが追走。チアズガディスも差がなく続いた。迎えた直線、アドマイヤカリブが押し切りを図るものの、反応が鈍い。これに外から並びかけたのがモエレジーニアス。さらに大外からラッシュライフも追い上げる。最後は外2頭の追い比べとなったが、五十嵐冬樹騎手の左ムチに応えたモエレジーニアスが、ラッシュライフの追い上げをアタマ差凌いだところがゴールだった。

 コスモバルクとのコンビで一世を風靡した五十嵐騎手は、これがJRA重賞4勝目だった。そしてモエレジーニアスは前走のラベンダー賞に続く中央連勝で重賞初制覇を果たした。その後も札幌2歳Sで3着、北海道2歳優駿で2着と奮闘。この年のNARグランプリ最優秀ターフ馬、そしてホッカイドウ競馬の年度代表馬(2歳部門)に選出されたのだった。

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