新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2-14-21)で7月17日、「ミュージアムショップ」が全面リニューアル。昭和100年をモチーフにした体験型のお土産ショップとして生まれ変わりました。
中でも注目なのが、“香り”でラーメンの情景を再現するコンセプチュアル・フレグランス。そのユニークさはネットでも話題となり、すでに多くの関心を集めています。
話題の香水は2種。ラーメンの湯気やスープの記憶を香りで表現した「Ramen」、そして昭和33年の地下街を想起させるノスタルジックな「1958」。
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いずれも、国内外で高く評価されるフレグランスブランド「LUZ(ルズ)」が調香を手がけた本格派。食べ物の匂いを再現するのではなく、ラーメンを取り巻く情景や記憶の“空気”を香りに昇華させた点が特徴です。
「Ramen」は、スープに顔を近づけたあの一瞬をイメージ。小麦の蒸気、鶏油のやさしいまろみ、ふんわりと漂う醤油の気配——そんな視覚と嗅覚の交錯を感じさせる、繊細で奥行きのある香りに構成されています。
対して「1958」は、木材の古びた匂いとコンクリートの埃っぽさが混ざり合い、高度経済成長期の熱量や懐かしさを呼び起こす一本。どちらも税込4100円という価格ながら、香りが喚起する情景の豊かさはそれ以上の価値を感じさせます。
こうした香水は、今回のリニューアルで掲げられた「ラーメン文化を五感で楽しむ」というコンセプトを象徴するアイテム。ラーメンはただ“食べるもの”ではなく、“感じるもの”として昇華され、ショップ全体がその体験を支える舞台となっています。
香水以外にも、ラーメンの鶏油(ちーゆ)をインスピレーション源としたリップグロス「鶏油リップ」(税込880円)や、麺やどんぶりをぬいぐるみにしたオリジナルグッズなど、物語性とユーモアに富んだ商品が多数そろいます。ぬいぐるみ「てぼ」(税込3490円)や「どんぶり」(税込1970円)などは、子どもから大人まで手に取って楽しめる癒やし系アイテムです。
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新横浜ラーメン博物館は、世界初のラーメンに特化したフードアミューズメントパーク。館内は昭和33年の街並みを再現した地下空間「ラーメンと夕焼けの街」に、国内外から集まった名店ばかりが軒を連ねています。
営業時間は平日11時〜21時(L.O 20:30)、土日祝は10時30分〜21時(L.O同)。年末年始(12月31日・1月1日)を除いて年中無休で、大人450円、小中高校生・シニアは100円、小学生未満は無料で入館できます。
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