SNSで「アザラシ幼稚園」として話題を集めたオランダの保護施設「ゼーホンデンクレシュ(Zeehondencreche)」が、公式Xアカウントなどを通じ、日本での注目から1周年を迎えたことを記念して、施設で実際に使われていた旧プールのタイルを数量限定で販売することを発表しました。
販売は同施設の公式オンラインショップにて、7月31日から開始となりますが、すでにページがオープンしており、品物の詳細を確認することが可能。実際にアザラシたちがプールで過ごしていた記憶と記録の一部を手にするチャンスです。
「ゼーホンデンクレシュ」は、オランダ北部・ピーテルビューレンにあるアザラシ保護施設で、病気や怪我、または孤立してしまったアザラシを保護・リハビリし、自然に帰す活動を行っています。
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施設にてアザラシの赤ちゃんが集団で過ごす様子を撮影したYouTube配信が「まるで幼稚園のようだ」として、日本のSNSを中心に話題に。2024年夏頃から「アザラシ幼稚園」の愛称で親しまれ、複数のメディアでも取り上げられるほど注目を集めました。
そんなアザラシ幼稚園のタイルが、「Japanniversary(日本記念日)」と銘打ち、この度出品されることに。今回オークション形式で販売されるのは、実際にアザラシたちが泳ぎ、じゃれ合い、リハビリしていたプールの底面タイル。2025年4月に行われた施設の移転によって、現在は使用されなくなった施設のもので、活動の歴史が詰まった”実物”です。
出品ページでは、タイルがどの箇所で使われていた物か等を詳細に確認可能。もちろん経年劣化や傷などがあるものの、それがむしろリアルな証として味わい深く、愛好家や応援しているファンにはたまらない記念品と言えるでしょう。
販売はゼーホンデンセントラム(Zeehondencentrum)の公式Shopifyストア上で行われ、価格は50ユーロ(日本円で約8600円)から。売上は施設への寄付金となり、アザラシの専門的なケアを提供するための支援に活用されるとのことです。
出品されているタイルは全てオークション形式となり、日本からも入札可能ですが、購入時には送料および輸入付加価値税、通関手数料等がかかる場合がありますので注意しましょう。
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なお、オークションは後日第二弾の実施も予定されているそうですが、タイルの出品は今回限りとのこと。かつての”あの場所”でアザラシたちが泳ぎ回っていた記憶を、自宅に飾って感じてみてはいかがでしょうか。
<参考・引用>
Zeehondencentrum(@Zeehondencreche)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025071705.html
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