「THE★JOJO WORLD」オープニングセレモニーの鏡開きの様子 荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」の公式ショップ「THE★JOJO WORLD」が、7月24日に東京・渋谷PARCOの6階にオープン。これに先がけ、本日7月17日にオープニングセレモニーが行われ、荒木が登壇した。
【大きな画像をもっと見る】 「THE★JOJO WORLD」は、2021年3月から展開されてきた「ジョジョの奇妙な冒険」の世界に没入できる体験型イベントシリーズ「JOJO WORLD」をベースにした常設店。「“体験”を通じて“奇妙な冒険”へと誘う」というコンセプトで、来場者は買い物を楽しみながら店舗内で奇妙な体験に遭遇し、体験を通じてさらに作品の世界に没入するという仕組みだ。
エントランスには荒木描き下ろしのイラストと、アニメのインフィニティミラーが登場。店内に設置された“スタンドの矢”に触れると、来場者自身がスタンド使いとなり、店内のさまざまな場所に存在するスタンドたちを見つけながら、買い物が楽しめる。また決められたタイミングで天井にザ・ワールドの映像演出が投影され、店内の時が止まるという“スタンド演出”も実施。演出には「承太郎 VS DIO Ver.」と「花京院典明 VS DIO ver.」の2種類が用意された。そのほか、6つのアトラクションを通じて身体能力を測定し、自身の能力に近いスタンドを診断する「スタンド能力研究所」や、体験後にコーヒーガム風おみくじがもらえる「〜イギー神社 コーヒーガムみくじ〜」なども楽しめる。
オープニングセレモニーに登場した荒木は、すでに内覧した店舗について「素晴らしいですね。デザインがイケてる!(笑)」と笑顔で語る。描き下ろしイラストの、ピンクと青を基調としたカラーリングについて問われると「ジョジョらしいカラーということで、ピンクと青。必殺技の色の組み合わせです。あんまり使わないんですけど、大切なときはこの組み合わせ。桜と青空のイメージです」と明かし、今日も青い色のネクタイを選んできたとアピールした。
「ジョジョ」シリーズの主人公9人を描き下ろしたキービジュアルについては、普段は主人公を混在したイラストは描かないようにしており、頼まれたときは「『えーっ!』って思って」と述べる荒木。しかし描いていくうちに「自画自賛じゃないけど、傑作だなって思い始めて(笑)。9人が仕事場にいるような気持ちになったんです。あと『9』っていうのは特別な数なので。ベートベンも第9まで。パルコの守り神になりますよ(笑)」と楽しげに語る。また承太郎がイギーを抱えていることがファンの間で話題になったことに触れると、「アクセントがほしいと思って。小道具ですね(笑)」と述べ、笑いを誘った。
さらに今後、店舗に登場してほしいスタンドを問われると「体内に入るやつとかもいますので(笑)。難しいと思うけど、お願いします」とリクエスト。また普段料理をするという荒木はグッズにエプロンがあったらうれしいと微笑んでいた。オープニングセレモニーの最後は、荒木、バンダイナムコエクスペリエンスの川崎寛氏、PARCO代表取締役社長の川瀬賢二氏、集英社の常務取締役・瓶子吉久氏による鏡開きを実施。キービジュアルがプリントされた樽の蓋を景気よく開け、イベントを締めくくった。
(c)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社 (c)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険THE ANIMATION PROJECT
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