去就に注目が集まるエキティケ [写真]=Getty Images リヴァプールがフランクフルトに所属するフランス人FWウーゴ・エキティケ獲得に向けた動きを強めているようだ。17日、『BBC』や『アスレティック』など複数のイギリスメディアが伝えている。
今夏の移籍市場でドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ、オランダ代表DFジェレミー・フリンポン、ハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズら合計5名を獲得し、戦力拡充に成功したリヴァプール。現在はスカッドにさらなる厚みを持たせるべくセンターフォワード(CF)の補強に乗り出しており、エキティケやニューカッスル所属のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクらがターゲットとなっている。
今回の報道によると、リヴァプールはエキティケ獲得に向けた動きを本格化させており、すでに7000万ポンド(約139億円)のオファーを提示した模様。この入札はフランクフルトに拒否された模様だが、その後もクラブ間交渉は続いており、リヴァプールは増額したオファーを準備しているという。エキティケが移籍を望んでいることから個人的な条件は問題にならない見込みで、リヴァプールとしては今週中の合意を目指しているようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、リヴァプールは最初のオファーを拒否された後もフランクフルトおよび選手側との交渉を続けていると強調。一方、イサク獲得の可能性については、売却の意思を示していないニューカッスルの最終決定にかかっていると伝えている。
現在23歳のエキティケは2020−21シーズンにスタッド・ランスでプロデビューを飾り、パリ・サンジェルマン(PSG)を経て昨年2月にフランクフルトへレンタル加入。完全移籍移行となった2024−25シーズンは公式戦48試合で22ゴール12アシストをマークするなど、チームの得点源として躍動した。今夏には複数の強豪クラブが関心を寄せており、去就に注目が集まっている。
なお、リヴァプールと同じくエキティケの動向を注視していたニューカッスルだが、現在は獲得競争から撤退したと見られており、ブレントフォードに所属するコンゴ民主共和国代表FWヨアヌ・ウィサに関心を寄せているようだ。