5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2023年3月にYouTubeで公開された「必ず成功する挿し木の方法」紹介します。動画は記事執筆時点で53万再生を突破しています。
投稿したのは、花の育て方や寄せ植えの作り方などを発信しているYouTubeチャンネル「ともHOME」のともさん。今回の動画は「絶対に失敗しない」という挿し木の方法で、コーヒーのプラカップを加工し、ミニ温室のようにして使います。
最初にペチュニアの挿し穂を用意します。少し伸びて飛び出た枝を3本ほどカットして、水に挿しておきます。次にスーパーアリッサムのフロスティーナイトを切っていきます。この種類は緑に黄色っぽい斑が入っているのが特徴なのですが、枝変わりして全部黄色っぽい色になっている葉があるのでこちらを切っていきます。「バラの挿し木もやってみて」というコメントがあったので、ミニバラも2本ほど切りました。
続いて挿し穂の下処理をしていきます。ミニバラは土に挿す部分の葉を取り除き、先端の葉も切って枚数を減らしておきます。ペチュニアとアリッサムも同じように処理して、数十分ほど水あげをしておきます。
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プラカップの底に3つほど穴を開けて、水が出るように加工しておきます。
プラカップの1/3から半分くらいまで挿し木用の土を入れておきます。挿し木種まき用の土がない場合は赤玉の小粒や鹿沼土の小粒でもいいとのこと。動画では最初に入れた土が古かったのか水を吸収しなかったため、赤玉土に入れ替えて使っています。
土の表面に細長い棒で穴を開け、挿し穂を挿していきます。穴に差し込んだら挿し穂がぐらつかないようにしっかり株元を押さえておきます。
プラカップのフタを被せます。フタには飲み口やストローを通す十字の穴が空いていますが、こちらは開けておきます。
挿し木のカップは日陰で管理します。日向に置いておくとしおれてしまいますし、真っ暗では光合成ができません。カップ自体が風で倒れやすいので、風があまり当たらない所に置くか、トレーなどに入れて倒れないような工夫をするといいそうです。
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この状態で発根まで待つのですが、用土が乾いて軽くなってきたら水を張った容器に沈めて下から吸水させると株が動かないということです。植物の種類や気温にもよりますが、大体10日から2週間くらいで発根し始めるとのこと。しっかり根が出たことを確認してからポット上げするのがオススメです。
コーヒーのプラカップは透明なので、「根が出たかどうかが確認しやすい」「光を透過するので光合成ができる」「フタが閉まるので保温や風よけになる」というメリットがあり、普通にポットに挿すよりも確実に挿し木が成功するとのこと。動画の後半では、ともさんが育てているさまざまな植物の様子も見ることができます。
コメント欄には「『コーヒーカップを蓋ごと使う』に感動! 早速実践します」「すっごい苦手だった挿し木ができるようになったのはこのプラカップの方法でした」「このやり方は本当に天才的ですよね、凄い!!」といった声が。また、さりげなく映り込んでいるワンちゃんに気付いた人からは「モルちゃんが腕の中にちょこんといてかわいいです」という書き込みもありました。
ともさんはYouTubeチャンネル「ともHOME」の他、Instagram(@tomo626_t)やX(Twitter/@HOME29866495)でも、ガーデニング情報を発信しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「ともHOME」
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