余った着物のハギレを細く裂いて編んでいくと……「目から鱗」 ハンドメイド歴65年プロの驚きの作品に反響

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2025年07月19日 08:15  ねとらぼ

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着物のハギレを裂いていきます

 5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介するのは、2022年8月にYouTubeに投稿された、着物のハギレをリメイクする動画です。動画は記事作成時点で3万4000再生を突破しています。


【画像】驚きの作品


 動画はYouTubeチャンネル「Diy Soho手作り倉庫」に投稿されたもの。手作り歴65年の吉田三世さんが、着物のリメイクを中心としたハンドメイドを紹介しています。


 今回は、着物のリメイクで余った半端な布をファブリックヤーンにしてバッグを編むようです。ファブリックヤーンとは、布を細長くカットして糸状にしたもので、編み物や手芸に使えます。吉田さんによると、着物の表布や八掛、胴裏などもファブリックヤーンにできるそうです。下準備として、布はほどいて洗い、アイロンをかけておきます。


 次に布をファブリックヤーンにします。やり方は、布の端に1.2ミリから1.4ミリくらいの幅で切り込みを入れたら、そこから手で裂いていきます。先端は裂かずに残しておき、再び同じ幅で切り込みを入れて手で裂く……と繰り返すと、1本の細長いファブリックヤーンが完成。今回は複数の布でさまざまな色柄のファブリックヤーンを作りました。


 吉田さんによると、着物のハギレをファブリックヤーンにするときに特におすすめの素材はシルクとのこと。滑らかな手ざわりが特徴のシルクは化学繊維よりも編みやすい他、編んでいると手がすべすべしてくるそうです。


 編み針は8号5ミリを使用し、鎖編みで編んでいきます。完成したのは、楕円底のトートバック、楕円底のショルダーバッグ、丸底のトートバックの3つ。いずれも複数のファブリックヤーンを使うことでデザイン性の高いアイテムに仕上がりました。


 動画内ではそれぞれのバッグの寸法も紹介しています。楕円底のトートバッグは、底が17センチ×35センチ、バッグ本体の高さが22センチ、開口部の幅が37センチ、持ち手が35センチです。


 楕円底のショルダーバッグは、底が10センチ×27センチ、バッグ本体の高さが25センチ、開口部の幅が28センチです。こちらは内布をつけています。


 丸底のトートバックは、持ち手が短い人気のデザイン。寸法は底が直径20センチ、バッグ本体の高さが20センチ、開口部の幅が33センチです。


 どのバッグも収納力があり、お出かけに重宝しそう! 着物のハギレを使うことでコスパも抜群です。着物を最後まで無駄にせず、おしゃれにリメイクする吉田さんのアイデアがすてきですね。


 動画には「目から鱗が落ちました」「さっそく実行してみます」「とっても良いアイデアですね」「これからどんどん着物リメイクしていこうと思っているので、とても参考になりました」「使わない着物は、このような利用の仕方もあるのだと改めて学びました。捨てないで活かしたいと思います」「ブラボー!」などの声が寄せられています。


 吉田三世さんは、この他にもYouTubeチャンネル「Diy Soho手作り倉庫」やInstagram(@diy_soho2)でまねしやすい手作りのアイデアを公開中です。


画像提供:Diy Soho手作り倉庫(@diysoho3836)さん




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