大阪・関西万博で開かれた米国の「ナショナルデー」の式典でスピーチするベセント財務長官=19日午前、大阪市此花区 ベセント米財務長官は19日、大阪・関西万博の会場で、米国の「ナショナルデー」の式典に出席した。「日米同盟は今年で65周年を迎え、平和・安定・繁栄の礎となっている。日本はインド太平洋地域において、米国の最も重要な同盟国だ」とあいさつした。
ベセント氏は「トランプ大統領は世界が加わりたいと望む経済を作り出した。対米投資額は記録的水準となった」と述べ、米政権の経済政策の成果を強調。日米は互いにとって最大の投資国だと指摘し、さらなる投資で「両国をより発展させていきたい」と語った。関税交渉には触れなかった。
赤沢亮正経済再生担当相も英語であいさつし、1970年の大阪万博で「月の石」を見たエピソードを披露。「世界のイノベーションのリーダーである米国のパビリオンは、米国の偉大さを体現している」と称賛した。

大阪・関西万博で開かれた米国の「ナショナルデー」の式典でスピーチする赤沢亮正経済再生担当相=19日午前、大阪市此花区