ホーバークラフトの就航式典で、花束を受け取る大分第一ホーバードライブの小田典史社長(右手前)=19日午前、大分市 大分空港(大分県国東市)と大分市内を結ぶホーバークラフトの定期運航開始を前に、運航会社の大分第一ホーバードライブ(大分市)が19日、就航式典を開いた。定期便は2009年の廃止から16年ぶりに復活。高速バスで約1時間かかるところを約35分で結び、空港へのアクセス向上につながりそうだ。
式典では、空港から乗船した佐藤樹一郎知事が「揺れることもなく大変快適な35分間だった」とあいさつ。式典後に同社の小田典史社長は「観光資源としてのホーバーで大分県を盛り上げていきたい」と話した。
英国製のホーバーは、全長約26メートルで定員80人。最高速度45ノット(約83キロ)で海上を進む。26日に運航を開始。当面は1日4往復8便で、増便も検討するという。片道運賃はオンラインの事前決済で中学生以上が2000円、3歳〜小学生は1000円。

ホーバークラフトの就航式典であいさつする大分県の佐藤樹一郎知事=19日午前、大分市

16年ぶりに復活する大分空港(大分県国東市)と大分市を結ぶホーバークラフト=19日午前、大分市