坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S) 2025スーパーフォーミュラ第6戦&第7戦富士 全日本スーパーフォーミュラ選手権第4大会は7月19日(土)、静岡県の富士スピードウェイで第6戦の決勝レースが行われ、2周目にトップに浮上した坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が第5戦オートポリスに続く連勝を飾った。2位は野尻智紀(TEAM MUGEN)、3位は岩佐歩夢(TEAM MUGEN)となった。
午前の予選では野尻智紀、坪井翔がフロントロウを分け合った第6戦だが、スタートではポールポジションの野尻がトップでTGRコーナーに入っていき、3番手スタートの福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が2番手の坪井に並びかけたが、これを退けた坪井は、1周目のダンロップコーナーから野尻に並びかけた。
10周を終え、ピットウインドウがオープンすると上位陣のなかでも戦略が分かれはじめた。上位のなかでまず10周終了時にピットに向かったのは、3番手を走っていた福住。さらに7番手の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、9番手を走っていた阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)といった顔ぶれがピットへ向かった。
また11周終了時には2番手の野尻、序盤からオーバーテイクをみせ11番手を走っていた大嶋和也(docomo business ROOKIE)がピットイン。坪井が引っ張る未タイヤ交換組、野尻を先頭とした交換済みの集団、さらに2番手を走っていた岩佐、序盤4番手につけていた大湯など、レース半ばタイヤ交換を行う集団とで分かれていった。
そんな展開のなか、トップをひた走っていた坪井は23周を終えてピットに入る。VANTELIN TEAM TOM’Sの素早い作業でピットアウトするも、野尻が先行。福住の前に戻ることになった。しかし、この第6戦の坪井は速さがあり、フレッシュタイヤのスピードを活かし26周目には13コーナーでオーバーテイク。これで坪井がトップに返り咲いた。