俳優の市村正親(76)が18日放送のTBS系「A−Studio+」(金曜午後11時)に出演。劇団四季時代のエピソードを明かした。
市村は74年、劇団四季に入団、90年に退団、同劇団の看板俳優として活躍した。MCの笑福亭鶴瓶(73)が、市村の劇団四季時代の盟友・俳優の飯野おさみ(78)を事前に取材した。
鶴瓶が「何か、え〜と…30回ぐらい、クルクル、クルクル、クルクルって回らなアカンって…」と切り出すと、市村は「『キャッツ』ですよ。俺ね、もうね…要するに浅利さんに言われたんですよ。『日曜はダメよ!』というミュージカルを2カ月公演やってる最中に、間に2週間だけ休みがあったんですよ。その2週間、飯野おさみを休ませるために『お前1週間“キャッツ”出ろ』って言われたんですよ」と、18年に亡くなった劇団四季の演出家の浅利慶太さんとのエピソードを明かした。
そして「僕は本番やってるんですよ? ねっ? 本番やりながら稽古やって、その2週間のうちの1週間の時『キャッツ』やったんですよ。この稽古と本番だけで10キロ痩せたんですよ…10キロ」と、「キャッツ」の代役で1週間で10キロ痩せたことを明かした。
そして鶴瓶が「グルグル、グルグル… 30回くらい回るからワーッなって、ホント『キャッツ』やけど猫がネズミになった言うてたがな」と伝えた。すると市村は「そう、『お前のはね、キャッツじゃない。ネズミだ』って言われたんですよ、痩せすぎちゃったから…。痩せさせたのは誰だ!?っていう…」と振り返った。
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そして鶴瓶が「でも浅利さんがずっと見に来てはるわけですよね。ほんだら、いっちゃんはやりすぎる訳ですよ。もうノリ過ぎて…。ほんだら本番中に浅利さんが出てきて…」と伝えると市村は「いや、出てこない、袖で…。『俺はそんな演出した覚えはない』って言われたんですよ。普通は管理室で見てるんだけども、今日来てないなと思ったら、ここにいたんですよ」と、本番中に浅利さんに怒られたことを明かした。
そして「その日は千秋楽だったんだけども、みんな集められて『市村君、悪いけどね…。君とは仕事がもうできないから』って言われて。こっちはウケるから、よしと思ったらばウケすぎちゃって、『俺はそんな演出した覚えはない』って…怒られた」と明かした。
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