新しい学校のリーダーズ「50人いるかどうかの初ライブから…」10周年記念公演

4人組ダンスボーカルユニット「新しい学校のリーダーズ」が19日、千葉・幕張メッセで、新しい学校のリーダーズ結成10周年記念公演「宣誓〜個性や自由ではみ出し10年〜」を行った。

駆けつけた約1万人のファンはSEが流れると、すでに総立ちでリズムに合わせて拍手。モニター映像に「宣誓」の文字が映し出された後、ステージは暗転。炎が噴き出す演出の中、「幕張メッセ！　WE are　新しい学校のリーダーズ！　10周年記念ライブ開幕だ！」の叫び声とともに、改造トラックの荷台に乗ったメンバーが登場した。

オープニングナンバーは16日に発売した10周年記念ベストアルバム「新しい学校のすゝめ」に収録された新曲「Go Wild」を初披露。キレキレのダンスで幕を開けた。

MIZYU（26）RIN（23）SUZUKA（23）KANON（23）の4人それぞれが各パートを担当して「ご来場の皆さま、どうも。僕たち、私たちが、新しい学校のリーダーズです」とあいさつ。「私たちは10年前の今日結成しました。ここまで4人で歩んできた、かけ替えのない日々」「日々」と続け、「今日という記念日をここにいる皆さんと一緒に過ごせると思うと、高ぶる気持ちでいっぱいです」「いっぱいです！」と送辞のようなパフォーマンスを披露した。

SUZUKAは改めて「本日は我々の10周年記念ライブにお越しいただき、ありがとうございます」と感謝を述べた。「ホントにいろんな思い出があった」とし、「世界進出がターニングポイントだった」とした。

KANONの「本日は日本のみならず、世界同時配信をしています」に会場からは大声援が起こった。また、「10年前の今日は初ライブでした」と振り返り、「50人いるかどうかの初ライブから10年たって、こんなにもたくさんの人が集まってくれてうれしい」と感慨深げに話した。

ライブでは組み体操や独特なダンスはもちろん、バンドの生演奏で歌い、ステージを降り観客とともにジャンプ。会場狭しと駆け回るなど破天荒なパフォーマンスでファンを沸かせ、“新しい学校のリーダーズワールド”にファンをいざなった。

SUZUKAは「青春を謳歌（おうか）していくことを誓います！」とパフォーマンス中に“宣誓”。「青春の輝きは、死ぬまで生き続けるべきだ！」と叫んだ。

最後にSUZUKAは「エンターテインメントはプラスαだけど、命を救ってくれる可能性がある」と絶叫。「この4人でしか作れないエンターテインメントで世界と1つになっていきます！　そのために日々精進していきます」と1万人のファンに誓った。

約2時間、破天荒なパフォーマンスを無尽蔵な体力で見せつけ、代表曲「オトナブルー」など全22曲を披露した。【川田和博】