漫才コンビ「ザ・ぼんち」が19日放送のカンテレ「おかべろ」(土曜午後2時28分=関西地区)に出演。人気絶頂期の最高月収と、超多忙な生活について振り返った。
ザ・ぼんちは高校の同級生、ぼんちおさむ(72)里見まさと(73)が72年に結成し、73年にデビュー。80年からの「漫才ブーム」に乗って一気にブレークした。
ブレーク後の最高月収は860万円、現在の価値に換算すると1200万円ほどになる。
橋本和花子アナウンサー(26)から「28歳で1200万円もらって、何に使われたんですか?」と問われ、まさとは「税金、税金、税金で…あと2年間ぐらい、ずーっと税金払ってましたもん、僕ら。そっちで消えちゃった」と話した。
NON STYLE石田明(45)が、「でも『売れたな』という実感はあったんですか?」と聞くと、まさとは「あった、あった」とうなずき、おさむも「あつかましいですけど、地球は自分のために回ってるんちゃうかな、と思うぐらい」と笑わせた。
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漫才ブームでは7、8組ほどが注目を集めたが、ザ・ぼんちの人気を決定づけたのが、翌81年に発売したシングル「恋のぼんちシート」だった。80万枚の大ヒットを記録し、まさとは「これで、もうひとつ(人気が)抜けてもうたんです」と語った。
この当時、漫才師として史上初の日本武道館コンサートも成功させたが、おさむは「ステージ終わったとたんに『仕事行きますよ』って仕事行かされた」と、コンサート直後にもかかわらず、休む間もなく別の現場に行くほどの多忙さに。
1日に東京−大阪間を2往復半ほどするなど目まぐるしく移動しており、まさとは「新幹線でも飛行機でも、いっつも言ってた。右に富士山見えたら、大阪へ帰ってる。左に富士山見たら東京へ行ってる」と、富士山の位置で自分が東京と大阪のどちらに向かっているか確認していたことを振り返った。
おさむも、妻や生まれたばかりの長男と過ごす暇もなかったことから、新幹線のホームにマネジャーがおさむの妻子を連れて待ち受け、停車時間のわずか2分の間に顔を見ていたことを明かした。
これには、石田が「もうドラマですよね。映画みたい」と驚き、ナインティナイン岡村隆史(55)も「今やったら耐えられへんやろうな」と感心していた。
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