「めちゃくちゃ垢抜けた」「参考にします」 7畳のワンルームをプロがコーディネート→驚きの変身に称賛

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2025年07月19日 20:15  ねとらぼ

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ねとらぼ

変身前の7畳の部屋

 家具の配置が難しい7畳のワンルームを、インテリアコーディネートで開放感とくつろぎを感じる部屋にする動画がYouTubeに投稿され、大きな反響を呼びました。動画再生回数は記事執筆時には30万回に迫っていました。


【画像】プロによる大変身レイアウトを見る


「ワンルームあるある」な悩みが登場

 YouTubeチャンネル「Re:CENOインテリア(@ReCENOinterior)」では、インテリアブランド「Re:CENO(リセノ)」が家具やインテリアについての情報を発信。


 話題の動画「7畳のワンルームが劇的に改善!居心地アップのインテリア術」は、出張インテリアコーディネート「Before After PRO-After」という企画で、お部屋についての悩みをリセノの「セオリー」やテクニックで解決するという内容です。


 使った「セオリー」やテクニックについてはバイヤーの大場さんが解説します。


 今回訪れたのは、入社2年目、青山店で働く人見さんが住む正方形に近い7畳のワンルームです。部屋をざっと見た大場さんは「大きな問題は特になさそう」と言いますが、人見さんはベッドなど家具の配置が難しいという、ワンルームで起こりがちな悩みを話します。現在、ベッドは左端に寄せ、反対側には備えつけの収納が少ないのでラックやビューローを配置。しかし、「本当はソファーとかダイニングも置いてゆっくりするスペースも作りたい」と人見さん。現在は床でくつろいでいると言います。


 また、1カ月に2〜3回くらい友人が遊びに来るときにお部屋を見渡すと、「すっきりしてていいなって思う一方で、ちょっとどこか物足りない感じ」がするとのこと。自分でもディスプレイを検討するものの、一歩踏み出せずにいる人見さん。理想の部屋について大場さんにたずねられると、「ビンテージ家具の素朴な雰囲気と温かみが共存しているようなインテリア」だと語りました。


ソファーとダイニング、それぞれが主役の2パターンにアップデート

 大場さんは人見さんのお部屋のお悩みを以下の3つにまとめました。


「ワンルームでレイアウトが難しい」(正方形に近い7畳のワンルームで家具のレイアウトが難しい)


「くつろぎスペースがほしい」(ワンルームでくつろぎスペースが欲しいけど、ダイニングを置くかソファーを置くか決められない)


「なんだか少し物足りなさを感じる」(すっきりとしたお部屋が理想だけど今のお部屋はなんだか少し寂しい感じがする)


 そして、「素朴で温かみがあるインテリア」という人見さんの好みを考慮し、「狭いワンルームでも開放感のあるくつろぎ部屋」というテーマを設定。リセノの提唱するインテリアの3つのセオリーを使いお部屋をアップデートするとのこと。


 また、2つ目の悩みについてはワンルームだと置ける家具に限りがあるため、「くつろぎ重視のソファーを主役としたコーディネート」「友人を呼んで過ごすダイニングスタイルのワンルーム」2パターンのお部屋を提案するといいます。今回はアップデートしたお部屋を2つも見られる豪華な回のようです。


くつろぎ重視のソファーを主役としたコーディネート

 さて、最初に完成したのは1つ目の「くつろぎ重視のソファーを主役としたコーディネート」です。部屋の中心にはソファーが置かれ、左端にはベッドに代わってソファーとしても使える家具、デイベッドを採用。ソファーの前のスペースにはラグマットを敷いて、丸いネストテーブルやプフを設置。ビューローはアップデート前と同様に右端に置かれていますが、向きが横向きに変わっています。


 大場さんは悩みの解消に当たって使ったセオリーを1つずつ解説。まずは、「ワンルームでレイアウトが難しい」という悩みに対して「見心地と使い心地のレイアウトセオリー」で解決したといいます。


 「見心地のセオリー」を使い、お部屋に入ったときの目線の留まり先、人見さんの自宅の場合はおうちで言うとベッドの足元を、お部屋の印象を決定付ける重要な場所「フォーカルポイント」としアートなどで飾りました。また、お部屋の見どころとして、ソファーを正面からソファーの「顔」が1番よく見える場所に置いたそうです。


 また、「使い心地のセオリー」に沿って、ソファとベッドの間の幅を、人ひとりがスムーズに移動できる60センチ以上確保しました。また、片づけやすくするために収納家具や雑貨をよく過ごす場所の近くにレイアウト。この部屋の場合はソファー横にビューロを置いています。


 次に「くつろぎスペースがほしい」という悩みを「家具選びのセオリー」で解決。直線的な家具の近くには円形家具を配置する、例えばソファー前に丸いネストテーブルを、ビューロー横にはスツールを置くなど、「円形で空間を和らげる」というテクニックを使い心理的なリラックス感を演出しました。ちなみに大きな植物も円形家具と同じような効果が得られるのだそうです。


 最後に、「なんだか少し物足りなさを感じる」という悩みの解決のために「装飾のセオリー」を採用したとのこと。空間を「上・中・下」の3つに分けて、それぞれにまんべんなくアイテムを配置するという「ポイントスタイリング」という装飾テクニックです。


 上空間は目線の高さの空間で、中空間が主役の家具、下空間が床。この部屋のビフォーの時は上空間のアイテムが少なかったため、フロアライトやアートだったり大きな植物や垂れる植物を取り入れるなどしてバランスを整えたそうです。


友人を呼んで過ごすダイニングスタイルのワンルーム

 2つ目のコーディネートは「友人を呼んで過ごすダイニングスタイルのワンルーム」というテーマのもので、ソファーに代わりダイニングテーブルが中心に置かれています。今回のコーディネートでも「ワンルームでレイアウトが難しい」という悩みに対して「見心地と使い心地のレイアウトセオリー」を採用。ダイニングを最もよく見える正面に置いて「見どころ」を作ったとのことです。


 「使い心地のセオリー」は、ダイニングテーブル周りのチェアの場所に採用。60センチ以上の導線を確保するため、チェアは入り口から見て横並びではなく縦に置いています。この配置にはダイニング周りをすっきり見せて、視線が奥に抜けることで部屋が広く感じる効果もあるそうです。下に敷いているラグの向きも縦にすることですっきりとした印象になります。


 「くつろぎスペースがほしい」という悩みには、こちらでも「家具選びのセオリー」を採用し、ダイニングテーブルは丸いものに。チェアの1つを背もたれの丸いものにしたことにも、より柔らかな印象を強調する意図があるそうです。さらに、ダイニングの上には丸いペンダントライトを取りつけています。


 また、ラグマットをくつろぎのスペースであるダイニングに敷くこと、用途や目的で空間を区切るゾーニングを行っています。さらに、高低差を付けてフロアライト、テーブルライトなど複数の照明を配置する「多灯照明のテクニック」で、光に陰影とリズムが出て奥行きのあるリラックススペースを作っているのだそうです。


 さて、「なんだか少し物足りなさを感じる」という悩みには「装飾のセオリー」の「ポイントスタイリング」を使用したのですが、こちらの部屋では上空間にアート、フロアーライト、ペンダントライト、中空間にはダイニングテーブルチェア、ビューロー、ベッド上のクッション、下空間にはラグマットと大きな家具をまんべんなく配置。そのままでは少し中空間が物足りないため、ダイニングテーブルにランナーやフラワーベースを置き、中空間をバランスよく彩ったとのことです。


 2パターンのコーディネートを提案された人見さんは、「どちらのお部屋もセオリーですごく素敵に仕上がっていて、この部屋でもこんなにインテリアを楽しめるんだなとすごくびっくりしました」と驚いている様子。そして、「このセオリーさえ使えば、あのどんなレイアウトでも居心地のいいお部屋が作れるんだなと思いました」と語っており、理想のお部屋づくりのために一歩踏み出せそうな様子です。


2パターンも紹介してくれることに感動

 動画には「さすが、めちゃくちゃ垢抜けた空間になりましたね!」「今引越し直後で新しい家具を取り入れるので参考にします!」「正方形はスタンダードな間取りなのになかなか真似できるものがなく困っていたので助かりました!」「2…2パターンも紹介していただけるなんて、いいんですか!?という感じなんですけれども、どちらのパターンも素敵です」など、感動した人や参考にしたい人からのリアクションが多数寄せられていました。


 リセノはYouTubeのほかInstagram、TikTokなどでもインテリアについての情報を発信しています。今回のアップデートで使ったセオリーやテクニックは書籍『ナチュラルヴィンテージで作る センスのいらないインテリア プロが教えるセオリー&アイデア』や公式サイトのマガジンでも公開しています。


動画提供:YouTubeチャンネル「Re:CENOインテリア(@ReCENOinterior)」




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