<巨人0−4阪神>◇19日◇東京ドーム
阪神が「伝統の一戦」カード初戦を制し、3連敗を阻止した。2位巨人とのゲーム差は今季最大10に広がり、20日の第2戦に勝利すれば球団初となる球宴前の巨人戦勝ち越しが決定する。
0−0のまま迎えた延長11回、1死から森下が四球で出塁し、打席に立ったのは佐藤輝明内野手(26)。巨人船迫のカットボールを捉えると、右中間スタンド上段へ先制の25号2ラン。プロ5年目でキャリア最多となる記念のアーチは、打った瞬間誰もが分かる1発となった。さらに2死一塁で坂本誠志郎捕手(31)が左中間スタンドへダメ押しの2号2ランを放った。
▼阪神と2位巨人の差が今季最大の10ゲームに開いた。阪神が2位に2桁ゲーム差は6度目で、88試合目は03年の57試合目、08年の73試合目に次いで早く、球宴前も03、08年に次いで3度目。藤川監督は就任1年目で、阪神の新人監督が2位に2桁ゲーム差は初めてだ。昨年のパ・リーグで1年目の小久保監督(ソフトバンク)が65試合目で10ゲーム差つけたが、セ・リーグの新人監督では02年原監督(巨人)の87試合目に次ぐ2番目のスピードで2桁ゲーム差をつけた。
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