加山雄三とザ・ヤンチャーズ、15年ぶり再集結 海の日に「旅人の歌」を配信リリース

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2025年07月20日 04:00  日刊スポーツ

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7月21日にデジタル配信される加山雄三とザ・ヤンチャーズ「旅人の歌」のジャケット

歌手加山雄三(88)の米寿と芸能生活65周年を記念し、「加山雄三とザ・ヤンチャーズ」が15年ぶりに再集結。「海の日」の21日、「旅人の歌」をデジタル配信し、レコーディング風景を撮影したミュージックビデオをYouTubeなどで公開する。


5年前、加山の自宅から1960年代当時のものと思われるオープンリールが多数発見された。そこには数々のヒット曲のデモ音源や未発表曲、リハーサル音源などが収録されていた。


同曲は、その中の「K539」というデモ音源に加山の代表曲「旅人よ」をオマージュし、さだまさし作詞、鳥山雄司編曲で完成させた。「加山雄三とザ・ヤンチャーズ」の全員による歌い分けとコーラスで、まさに「旅人よ」を思わせる仕上がりになっている。ヤンチャーズは森山良子、南こうせつ、さだまさし、THE ALFEEという豪華メンバーとなっている。


加山は「再びヤンチャーズのみんなが集まってくれて、僕の曲を完成させてくれたことは、この上ない喜びです」とコメント。「みんなの力によって形になった。これは本当にすごいことだと思います」と続け、「“音楽は生涯の親友”だと思っていますが、今まで音楽を愛してきて、本当によかったなと思います」とした。


作詞を担当したさだは「最初にオリジナル楽曲を聴かせていただいた時に、僕はすぐに『旅人よ』を想起しました」という。「それで、『旅人よ』へのリスペクトを込めたオマージュとして、新曲を作成することを提案しました」。


だが、そこには生みの苦しみもあった。「いざ歌詞を書こうとすると、元々演奏曲を想定して書かれた曲ですので、言葉を乗せることはとても難しいことでした」という。「だがそこは岩谷時子先生に成り切ったつもりで、苦労の末にどうにか完成しました」とし、「作詞担当としては出来上がりが不安でしたが、さすがヤンチャーズ。鋭い理解力と心のこもった歌で素晴らしい歌に仕上げてくれました。ヤンチャーズの友情とパワーに感謝します」と感謝を述べた。

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