【小倉記念予想】“ナツコク”締めくくる名物ハンデ重賞 長く良い脚&最後のひと伸びが要求されるコース

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2025年07月20日 06:35  netkeiba

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小倉記念に出走するオールセインツ(撮影:下野雄規)
 舞台となる小倉競馬場芝2000mは4角手前のポケットからスタートし、1周目ゴール板を過ぎたあたりから1〜2角の中間地点にかけて上り、あとはコース全体が下り坂になっており、最後の直線部分は平坦の293m。3〜4角にかけてスパイラルカーブが設けられており、長く良い脚を使いながら、最後にひと伸びが要求されるコースだ。

 ◎オールセインツは、昨年の月岡温泉特別優勝馬。このレースは前後半の4ハロンが51.5秒〜44.5秒というスローペースからの瞬発力争いとなったが、メンバー最速タイ32秒3の末脚で追い比べを制している。デビュー戦では出走経験馬を一蹴し、1勝クラス芝2200mでは、のちのローズS2着チェレスタを問題にしなかった素質馬。神戸新聞杯は緩い馬場に苦しみながらも、やはりメンバー最速の末脚を繰り出している。休み明けの前走はやや伸びを欠いたが、伸び盛りの4歳馬。54kgのハンデなら不安よりも楽しみの方が大きい。

 〇ハピは、新潟大賞典3着馬。デビューからダートばかりを使われ、ジャパンダートダービーは2番人気4着。3歳秋のチャンピオンズCでは勝ち馬から0.2秒差3着と健闘する一方で、昨年は芝コースにも挑戦し、大阪-ハンブルクCでは最後の直線で抜け出そうかという脚を見せた。結果的には大きな不利を受けて着順を落としたものの、前走は決してフロックではない。5か月ぶりの実戦を叩かれて、背負いなれた57kgならチャンスはありそうだ。

 ▲イングランドアイズは51kgのハンデが魅力。2歳秋の新馬戦を勝利し、3歳春はクイーンCで0.1秒差4着、フローラSは0.5秒差4着。やや不器用なところがあり、思うように出世できずにいるが、小倉競馬場2000mコースは[1-1-0-1]。前走の垂水Sはスタートから思うようなポジションが取れずに最後方2番手から。それでも勝った馬と同じ、メンバー最速タイの末脚で0.6秒差まで追い上げてきた。すべてが噛み合えばあっと言わせることも。

 △シェイクユアハートは垂水S優勝馬。3歳夏以降は、ほぼ崩れることなく3勝クラスの上位常連として長く活躍し、ようやく勝ち上がった。3歳春以来の重賞挑戦となるが、相手なりに走る印象もあるのでここでも好勝負できるはず。

 同じく3勝クラスを勝ち上がって挑む△ラスカンブレスと△ナムラエイハブ。最後に、こちらも前走で3勝クラスを勝ち上がったばかりだが、神戸新聞杯では1番人気の支持を得た△メリオーレムの名前をあげておきたい。

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