ベルナルデスキが4季ぶりにセリエA帰還！　EL参戦のボローニャ加入決定、背番号は「10」

　ボローニャは19日、トロントFCを退団した元イタリア代表FWフェデリコ・ベルナルデスキが完全移籍加入することを発表した。

　クラブから契約の詳細は明かされていないものの、現地メディア『スカイ・イタリア』によると、ベルナルデスキはボローニャと2027年6月30日までの2年契約を結んだという。今年7月1日、前所属クラブであるトロントFCからの退団が発表されていたため、移籍金の発生しないフリートランスファーでの加入となる。背番号は「10」に決まった。

　ベルナルデスキは1994年2月16日生まれの現在31歳。フィオレンティーナのアカデミー育ちで、クロトーネへのレンタル移籍を経て、2014年9月にセリエAでトップチームデビューを飾った。フィオレンティーナには3シーズン在籍し、公式戦91試合に出場し23ゴールを記録。2017年夏にユヴェントスへと完全移籍すると、得意のドリブルやチャンスメイク能力を武器に右ウイングの主力として活躍を続け、5シーズンの在籍で公式戦183試合出場12ゴール24アシストをマーク。3度のセリエA制覇や2度のコッパ・イタリア優勝に貢献した。

　2021−22シーズン限りでユヴェントスを退団し、新天地にはMLS（メジャーリーグ・サッカー）のトロントFCを選択。2024シーズンにはMLSのオールスターゲーム出場選手にも選ばれるなど、北米の地でも躍動を続け、これまでに公式戦通算99試合出場26ゴール22アシストを記録した。なお、ベルナルデスキと同じタイミングで、トロントFCは元同代表FWロレンツォ・インシーニェの退団も伝えている。

　また、イタリア代表としては2016年3月に初出場を果たしており、これまで39試合に出場し6ゴールを記録。2024年夏に行われたEURO2020では4試合に出場し、母国の大会制覇に貢献していた。

　ベルナルデスキの新天地となるボローニャは2024−25シーズン、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ（CL）にも参戦。CLと並行して戦ったセリエAは9位でシーズンを終えたが、コッパ・イタリアでは決勝でミランを1−0で破り、51年ぶりの戴冠を果たした。来季はヨーロッパリーグ（EL）に参戦する。

　今夏の移籍市場では、ベシクタシュを退団した元イタリア代表FWチーロ・インモービレ、ラツィオから元同代表DFニコロ・カザーレらを迎え入れた。再び欧州カップ戦と並行したシーズンを戦うなか、経験豊富なベルナルデスキはチームにとって大きな戦力となりそうだ。


【動画】ベルナルデスキがボローニャに合流！


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