
■MLB ナショナルズ4ー2パドレス(日本時間20日、ナショナルズ・パーク)
パドレスのダルビッシュ有(38)が敵地でのナショナルズ戦に今季3度目の先発、5回、69球を投げて降板、被安打5、奪三振1、四死球1、失点3(自責点3)。失点の形が2死からの3連打、先頭打者の四球となり、2敗目を喫した。
試合後、取材対応したダルビッシュは「いやー、ちょっと今日はダメでしたね。自分の中では」と口にし「体は動いていましたけど、あんまりパワーを感じられなかったですし、真っ直ぐとか大事な所で、真ん中であったりだとか、そいうところに行っていたので、結果以上に僕としては、良い感じではなかった」と振り返った。
今季最長の5回を投げて、スタミナ面は「意外と大丈夫だったと思いますね。ちょっとやっぱりブルペン、前のキャチボールから汗を凄いかいていたので、水分補給とか、そういうところが難しいと言うのがあったんですけど、僕の中ではスタミナはちょっと前進したかなと思います」
次の登板に向けては「チームが勝つ事が一番ですけど、やっぱり自分としても、スッキリするような内容と結果が早く欲しいので、それがちゃんと出来るように、また練習なりをしっかりやって行きたい」と語った。
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M.シルト監督(56)はダルビッシュについて「彼は実質的に復調したと思います。今日はこれ以上イニングを投げさせるつもりはありませんでした」と話し、「かなり頑張って投げていましたし、ここで交代させる良いタイミングだと判断しました」と監督の予定通りの交代だった。
ダルビッシュがチームに帰ってきたことには「かなり大きな事です。彼とジョー(マスグローブ)、2人の存在はチームにとって本当に価値があります。特に2人とも非常に優れたリーダーで、言葉だけでなく行動でもチームを引っ張ってくれる」と絶大な信頼感を寄せていた。
「仲間を励まし、若い選手たちの成長も助けてくれる、素晴らしいチームメイトです。そして、ユウが再びマウンドに立って、フィジカル的にも元気な姿でいるのを見ると、キャリア通算で203勝を挙げているような経験豊富な投手がそこにいるわけですから、フィールド上でも自然とリーダーシップが生まれる。彼が戻ってきてくれたことは、本当に心強いです」とコメントした。