「ポカリスエット」のCM出演で注目を集め、今年3月には結婚情報誌『ゼクシィ』の15代目CMガールに抜擢された池端杏慈。10月公開の映画『ストロベリームーン』では主人公の高校時代の親友役を演じるなど、ネクストブレイク女優として同世代の中でもひときわ目を惹く存在だ。
透明感あふれる笑顔や大人びた表情も印象的な彼女の今を撮り下ろし＆インタビュー。CMの撮影秘話や休日の過ごし方、今後の目標などについて聞いた。
――「ポカリスエット」に続き、同じく"俳優の登竜門"と言われる「ゼクシィ」のCMガールに抜擢されました。快挙です！
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池端 オーディションに参加できるだけでも嬉しいことだと思っていたので、決まったときは信じられなかったですし、めちゃくちゃうれしかったです！ 私が思う『ゼクシィ』のイメージは"笑顔"だったので、自分らしい笑顔をみなさんにお届けできたらいいなという気持ちで挑みました。
――まだ高校生ですが、映像や写真を通すとより大人な印象です。大人っぽく演じようと意識されたんですか？
池端 ムリに大人っぽくとは意識しなかったです。演じる役には年齢や仕事、ちょっとズボラな性格みたいな細かい設定があって。監督さんから渡された役のイメージを頭に置くことで、自然と演じられました。
――ウエディングドレス姿もステキでした！ ちなみに、池端さん自身の結婚願望は？
池端 自分が結婚するなんてまだ想像がつかないので、今はよくわからないです。ただ、初めてドレスを着て結婚式のシーンを撮影したので、自分も結婚式を挙げたら楽しそうだなって思いました。美味しそうなお料理がいっぱい並ぶじゃないですか。結婚パーティーの豪華なお料理を食べてみたいなって考えちゃいました（笑）
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――芸能界デビューは2021年。中学2年生の頃、「第25回ニコラモデルオーディション」でグランプリに輝き、『ニコラ』の専属モデルに。お芝居に興味を持ったのはいつ頃ですか？
池端 小学生の頃からドラマを見るのが好きでした。綾瀬はるかさん主演の『精霊の守り人』や広瀬すずさん主演の『学校のカイダン』を見て、自分もお芝居をやってみたいなと興味を持ったことがきっかけです。
――その翌年には、ドラマ『オールドルーキー』で俳優デビュー。そして、高校生になった15歳の春、「ポカリスエット」のCMキャラクターに！ 学校でお祭り騒ぎになったんじゃないですか？
池端 CMが公開されたのは中学を卒業したあとだったので、高校に入ってから「ポカリ出てるよね」ってたくさん言ってもらえてうれしかったです。ずっと連絡を取っていなかった人からも連絡をもらいました。
――モデルの椿さんとWヒロインで起用。初めてのCM撮影はどうでしたか？
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池端 今までにない規模の撮影にすごく驚きました。オーストラリアに初めて行ったんですけど、日本のスタッフさんと海外のスタッフさんも交えて200人くらいで撮影していたんですよ。
――200人!? 逃げ出したくなりそうですけど......。
池端 逃げ出したいとかは全然思わなくて。初めてだからプレッシャーを感じるのかなと思っていたんですけどスタッフさんたちが優しかったので、それよりも楽しさが大きかったです。
撮影では、とにかく走るんですよ。海外スタッフの方々も「ナイスラン！」って褒めてくださって。自分たちがメインキャストであることも信じられないですし、すごいことをやっているなと改めて実感しました。
――そんな大役を務めたことで、自分の中で変わったなと思うところは？
池端 みんなで一緒にいいものを作ろうとしている現場の空気がすごく好きだなと感じたんです。一つのものに熱量を注ぐことが大事だなと気づいて、その感覚や周りの方々への感謝を常に持つようになりました。
――今までのお仕事の現場で、影響を受けた言葉ってありますか？
池端 うーん、なんだろう......。現場で言われたことではないですけど、高校に入ってから毎年、一年間の目標を紙に書く機会があるんです。そこで必ず書いている言葉があって、『まずはチャレンジしてみることが大切』っていう。なんでも最初は不安だけど、1回は自分の足で飛び込んでみようと心がけています。
――不安になることもあるんですか？
池端 初めてがたくさんあるお仕事ですし、最初は不安で仕方ないです！ 初めての映画『矢野くんの普通の日々』の撮影前もどうしたらいいかわからなくなったんですけど、怖がっていたら何も始まらない。まずはチャンレンジしてからが始まりだと思って頑張っています。
――10月公開の映画『ストロベリームーン』に出演するなど、今後は俳優業が本格化。今後、やってみたい役や設定は？
池端 高校生なので制服を着た学生の役をたくさんやりたいですし、警察官に憧れがあるのでアクションにも挑戦してみたいです。いろいろな作品に出演させていただく中で、技術や表現力を鍛えていけたらと思っています。
――警官の制服も似合いそうですね。
池端 本当ですか!? まだまだ先だと思いますけど、もうちょっと大人になったら刑事ドラマや法廷ドラマにも挑戦してみたいです！
――お芝居以外で挑戦したいことは？
池端 バンジージャンプに挑戦してみたいなって思います。すごく楽しそうじゃないですか！ 高いところが好きなので、上からバーって降りていく気持ちを体験したいです。
――アンジージャンプですか？
池端 そうですね（笑）。アンジージャンプをやってみたいと思います！
――ところで、すごく珍しいお名前ですけど、"杏慈"は本名だそうですね。
池端 あんじって響きがかわいいよねっていうことから名付けたらしくて。慈悲の心を持って、人に優しく接することができる子に育ってほしいって意味もあるそうです。
――お休みの日はどう過ごしているんですか？
池端 家で韓国ドラマを見るか、友達とプリクラを撮りに行くかラーメンを食べに行くか、その日によってバラバラです。お家でゴロゴロするのも好きですし（笑）。最近は『恋せよまやかし天使ども』という漫画にハマっていますね。あとはTWICEさんが大好きなので、集めたグッズを置いてる棚を整理したりも。そういうグッズとか漫画の整理をやり出したら止まらないので、お家にいるときはずっとやっちゃいますね。
――もう下半期になりますが、年内にこれだけは達成したいって思うことは？
池端 友達と「星を見に行こう」って約束をしていて。そのコが「2025年12月31日までに池端杏慈と星を絶対に見に行く！」という目標を立てて、紙に書いて送ってきてくれたんです。星が近くに感じられるような、どこか遠い場所に行って達成したいです。
（スタイリング／Takanohvskaya ヘア＆メイク／鷲塚明寿美）
●池端杏慈(いけはた・あんじ)
2007年9月8日生まれ。東京都出身。身長165cm。
趣味＝漫画、音楽鑑賞 特技＝ダンス
◯2021~2024年までファッション雑誌『ニコラ』の専属モデルを務める。2022年にTBS日曜劇場『オールドルーキー』でドラマ初出演、2024年に『矢野くんの普通の日々』で映画初出演を果たした。出演する映画『ストロベリームーン』は10月17日(金)公開。公式Instagram【@lespros_anji】
取材・文／釣本知子 撮影／澤田健太
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