<フィギュアスケート:名古屋市スケート競技会 みなとアクルス杯>◇20日◇愛知・邦和みなとスポーツ&カルチャー◇男子ショートプログラム(SP)
23年世界選手権代表の山本草太(25=MIXI)が、ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)へニューヘアで“視界良好”だ。
シーズン初戦のSPに臨み、4回転−3回転の連続トーループ、4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半)と全3本のジャンプを着氷。首位の鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)に1・05点差と肉薄する94・62点で2位につけた。プログラムは、22−23年シーズンまで使用して慣れ親しんだ「Yesterday」。山田満知子コーチから「久しぶりにハグできる演技だった」とたたえられ、「すごく自信が持てる曲」とさわやかな笑みを弾けさせた。
さらさらのストレートヘアが特徴だったが、数カ月前に「ほぼ初めて」とパーマをかけた。ジャンプの際は「(前髪が)意外と固まって動かないから(前が)見える」と、競技中の視界も良い様子。周囲からは賛否両論というが、「自分としても新鮮な気持ち。意外と気に入っていて、フレッシュな気持ちで頑張れます」と気持ちを高めた。
22年北京五輪は「戦える立場ではなかった」と振り返る。23年スケートカナダでグランプリ(GP)シリーズ初優勝を飾り、同年の全日本で3位になるなど着実にステップアップを重ねた今は、自身の成長ぶりを実感する。「今は戦えていることがすごく楽しくて。まだ7月ですけど、1つ1つの試合を楽しんでいきたい」。開幕まで約200日となった夢舞台へ、目線はぶらさない。
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フリーは21日に行われる。
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