<中日3−5DeNA>◇20日◇バンテリンドーム
途中出場のDeNA蝦名達夫外野手(27)がチームを救った。同点の延長10回2死満塁、中日勝野を捉えた。3球目の高め153キロ直球を内側からたたいた。打球はライナーでセンター前に抜ける勝ち越しの2点適時打。一塁ベースで思いっきり拳を振り下ろした豪快ガッツポーズで喜びを表現した。
チームは13試合ぶりの5得点で、勢いに乗る中日の連勝を7で食い止めた。借金2として、この日敗れた巨人を上回って6月26日以来24日ぶりに2位に浮上した。
いきなり先制される苦しい立ち上がりとなった。先発の大貫晋一投手(31)が1回1死二塁から中日上林に右翼への先制適時打を浴びた。
しかし大貫自らの一打と激走で1点を取り返した。3回1死、大野から中前打を放つと、2死一、二塁から佐野の中前適時打で二塁から激走。スライディングで間一髪のタイミングでセーフとなり同点に追い付いた。
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大貫は6回6安打1失点6奪三振と先発の役割を果たして降板。7回からは2番手・中川が登板した。しかし先頭から連打を浴びて無死一、二塁となり、代打石橋の犠打で1死二、三塁。申告敬遠で1死満塁としたが、田中に決勝の2点適時打を打たれて勝ち越された。
しかい、9回には京田陽太内野手(31)が土壇場のチームを救った。2点を追う9回1死二、三塁に代打で登場。古巣中日を相手にかつて戦ったバンテリンドームのスタンドからも温かい拍手が送られた。
中日清水の4球目、148キロ直球を逆らわずにはじき返した。打球は左翼・尾田のグラブをかすめて外野を転々。二塁走者も生還して同点に追い付き、さらに自身も三塁を回ったところでストップ。ランニングホームランとはならなかったが、記録は三塁打で勝ち越しのチャンスとした。
しかし1死満塁から左腕・斎藤に左打者の林、佐野が連続三振に打ち取られ勝ち越しとはならなかった。
直後の9回、5番手の宮城が無死一、二塁とサヨナラのピンチを作るも、後続を断って無失点。粘って白星をたぐり寄せた。
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