【フレッシュ球宴】「マッスルストレート」阪神工藤泰成が自己最速161キロ「もっと活躍」

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2025年07月20日 22:42  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

全ウ対全イ 全ウ8番手の工藤泰成(撮影・前田充)

<フレッシュオールスターゲーム:ウエスタン選抜1−3イースタン選抜>◇20日◇レクザムボールパーク丸亀



「マッスルストレート」が香川でどよめきを起こした。全ウ8番手の阪神育成出身ルーキー工藤泰成投手(23)が、自己最速を2キロ上回る161キロを計測した。舞台は四国IL徳島在籍時の約1年前に当時の自己最速を更新した球場。「去年ここでマックスを更新した。プロでもまた更新してやろうと思っていました」と満足げに笑った。


8回に登板。ファウルとなった先頭打者への6球目、160キロを計測した。これまでの最速は159キロ。初めての大台到達から一気に計4度、160キロをたたき出した。1死一、三塁からはさらに最速を更新する161キロで空振り三振を奪い、観客の度肝を抜いた。1軍戦のように応援歌や声援がある中で投球し「投げながら気持ち良くなっていた。狙いにはいかないけど、甲子園で更新できたら一番いい」。3つのアウトすべてが空振り三振だった。


阪神藤川監督の現役時代の代名詞は「火の玉ストレート」。自身の直球についてネーミングを問われると「マッスルストレートで」と回答して和ませた。筋トレが趣味で、入団時からも筋肉量が2キロほど増加している“ムキムキ”右腕。「もっと活躍できるように頑張っていきます」。指揮官のように、直球で猛虎軍団を支える。【塚本光】

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