35号本塁打を放ったダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレス(写真=GettyImages)○ ダイヤモンドバックス 5−3 カージナルス ●
<現地時間7月20日 チェイス・フィールド>
アリゾナ・ダイヤモンドバックスが中地区3位カージナルスとの本拠地3連戦をスイープ。エウヘニオ・スアレス内野手(34)が2打席連続本塁打の活躍を収め、勝利に貢献した。
前日の試合で2本塁打を放ったスアレスがこの試合でも大暴れ。1点を先制した初回、なおも一死一、二塁の好機で第1打席に入ると、先発右腕マイコラスの高めに浮いたスライダーを豪快に振り抜き、打球速度111.7マイル(約179.8キロ)、飛距離425フィート(約130メートル)の34号3ラン。試合前時点で1位タイで並んでいた大谷翔平(ドジャース)を突き放し、ナ・リーグ本塁打部門の単独トップに立った。
同時刻からロサンゼルスで始まったドジャースの試合では、3回裏に大谷が34号本塁打を放って再び1位タイに浮上。その直後、スアレスも3回裏に第2打席を迎えると、再び先発マイコラスのスライダーを左翼スタンドに運んで35号ソロ。2試合続けてマルチ本塁打を記録し、またしても大谷の一歩前に出た。
スアレスは31本塁打、78打点、ともにナ・リーグ2位の数字で前半戦を終え、自身7年ぶりとなるオールスターゲーム出場を果たした。後半戦の初戦こそ無安打に終わったものの、この2試合で4本塁打、7打点を叩き出し、今季成績を打率.257、35本塁打、85打点、OPS.929にアップ。本塁打部門で大谷、打点部門では鈴木誠也(カブス)を上回り、ナ・リーグ打撃2冠となっている。
なお、ダイヤモンドバックスは前半戦から4連勝を記録し、50勝50敗の勝率5割に復帰。地区3位ジャイアンツまで2ゲーム差、2位パドレスまで4.5ゲーム差と追い上げを見せている。