イングランド代表のレジェンドとして知られるガスコイン氏(2019年撮影) [写真]=Getty Images 元イングランド代表MFポール・ガスコイン氏が自宅で倒れているところを発見され、入院したと20日にイギリス大衆紙『サン』が報じた。
同紙によると、ガスコイン氏は現地時間18日(金)の夕方、ドーセット州プールにある自宅の寝室で意識がもうろうとした状態になっているところを友人のスティーヴ・フォースター氏に発見された模様。フォースター氏によって病院へ運ばれたガスコイン氏は集中治療室(ICU)に入院していたが、現在は急性期治療室(AMU)に移され、容態は安定しているという。
“ガッザ”の愛称で知られる現在58歳のガスコイン氏は、現役時代にトッテナム・ホットスパーやラツィオ、レンジャーズなどでプレー。屈指のプレーメイカーとして名を馳せ、57キャップを刻んだイングランド代表のアイコンとして活躍した。
しかし、引退後はうつ病などの精神疾患に悩まされ、アルコール依存症や薬物中毒によるトラブルが頻発。現役時代に稼いだお金も底をついたことが報じられていた。『サン』紙は同氏の会社が期限内に記録を提出しなかったために7月初めに閉鎖されたことを伝え、今回の健康不安が会社の抹消に起因していると推測している。
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