【盛岡・マーキュリーC注目馬】実力拮抗のメンバーがみちのくで激突

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2025年07月21日 12:00  netkeiba

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マーキュリーC2025に出走するカズタンジャー(撮影:下野雄規)
 7月21日(月)に盛岡競馬場で行われるマーキュリーカップ(3歳上・JpnIII・ダ2000m)。梅雨明けし夏本番を迎えたみちのくで、秋シーズンに向けさらなる飛躍を誓う上がり馬や、立て直しを図る実力馬などが激突する。

 同レースには「メイセイオペラ記念」との副題が付されている。同馬は98年のマーキュリーCで7馬身差の圧勝を飾り、翌年にはフェブラリーSを制した岩手競馬を代表する名馬。そんな日本のダート史に残る雄に続く存在は現れるか。発走予定日時は21日(月)の18時15分。主な出走予定馬は以下の通り。

■カズタンジャー(牡4、栗東・新谷功一厩舎)

 通算18戦中、13戦で馬券に絡んでおり、安定した成績が魅力だ。今年に入って本格化の兆しを見せ、3月の弥富特別こそ3着だったが、続く日吉特別を快勝すると、丹沢Sでは後方から差し脚鋭く5馬身差の圧勝。前走のスレイプニルSは2着も、シンガリからの伸び脚は目を引くものがあった。ポイントは追走力か。早めに前を射程圏に入れて運べれば、重賞初挑戦でも勝ち負けの期待あり。

■セラフィックコール(牡5、栗東・寺島良厩舎)

 デビューは3歳2月と遅くなったが、同年秋のみやこSまで無傷5連勝。続くチャンピオンズCで白星街道はストップしたものの、24年、25年のダイオライト記念を制して存在感を示している。前走の名古屋グランプリは2.0秒差の6着と崩れたが、エンジンのかかりが遅い馬だけに、小回りで渋った馬場も合わなかったか。広い盛岡で巻き返しを期待。GI/JpnIに向けて再度勢いを付けたい。

■マルカイグアス(牡4、兵庫・橋本忠明厩舎)

 兵庫生え抜きの期待馬がダートグレード初挑戦を迎える。2歳暮れの園田ジュニアCを皮切りに重賞5勝。とりわけ前走の六甲盃は衝撃的で、マクって3コーナー過ぎで先頭に立つと、そのまま後続に9馬身差を付けた。2着ノットリグレットは現・南関東A1(オープン)格付けで、そんな実力馬に大きな着差を付けたのだから期待が膨らむ。地方馬最先着はもちろん、ビッグタイトルも夢ではない。

■ライトウォーリア(牡8、川崎・内田勝義厩舎)

 昨年の川崎記念で大金星を飾り、NARグランプリ年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬にも選ばれた。その後も浦和記念、報知オールスターCで2着と実力を見せている。前走の大井記念では、重賞3連勝中だったキングストンボーイを退け、JpnI馬の貫禄でふたたび勢いに乗る白星を挙げた。59kgの斤量は実力の証。マイペースで運べれば、今回も差のない相手で、6つ目のタイトルをつかむか。

 そのほかにも、ブリリアントSを制したディープリボーン(牡5、栗東・四位洋文厩舎)、復活を期すクラウンプライド(牡6、栗東・新谷功一厩舎)、逃げ脚魅力のメイショウフンジン(牡7、栗東・西園正都厩舎)などが出走を予定している。

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