大分・別府市で生成AIを活用した「子育て分野」チャットボットを本格運用

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2025年07月21日 13:00  BCN+R

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SDT、産学官連携の実証を通じて改良を重ねた「子育て分野」チャットボットの別府市での本格運用を開始
 SDTは7月7日に、大分県別府市、大分大学医学部との産学官連携による生成AIの活用において、新たな市民向けサービスとして「子育て分野」チャットボットの本格運用を開始した。

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●24時間365日いつでも質問にAIが対話形式で自動回答

 同社は2024年1月に、別府市、大分大学医学部と「生成AIを活用した事業の実証運用に関する連携協定」を締結して、デジタル技術を活用した市民サービスの向上を目指しており、同協定に基づいて2024年3月から2度にわたって、「子育て分野」チャットボットの実証運用を行っている。

 同実証を通じて得られた、利用データや市民からのフィードバックをもとに、回答精度の向上や機能改善を重ねて、今回の本格運用開始に至ったという。

 「子育て分野」チャットボットは、24時間365日いつでもAIが質問に対話形式で自動回答してくれる。これまでのシナリオ型チャットボットとは異なり、自然な言葉での質問に対して別府市独自のデータベースから情報を抽出して、生成AIが文脈を理解した上で最適な回答を生成する。

 同チャットボットの運用開始によって、市民は時間や場所を問わず、必要な情報を迅速かつ手軽に入手できるようになった。

 同チャットボットは、別府市のLINE公式アカウントと別府市の公式ウェブサイトにて利用可能で、おもな機能は以下の通り。

○自然言語による子育てに関する問い合わせへの自動応答

○24時間365日の問い合わせ対応

○市の独自データベースと連携した正確な情報提供

 なお、同チャットボットが使用する生成AIプラットフォームには、SDTが提供する「Panorama AI」を採用している。

 そのほか、SDTは今回の別府市におけるチャットボットの本格運用開始を記念して、生成AIの活用による住民サービスの向上や業務効率化に関心のある、全国の自治体を対象に、「Panorama AI」を活用した生成AIチャットボットの実証運用(1カ月間を想定)を、初期費用・月額費用ともに完全無料で提供する期間限定キャンペーンを実施している。申し込みは9月30日まで受け付ける。

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