今週デビュー予定のペルウィクトール(撮影:竹之内元) 今週から夏の新潟開催に場を移す。メイクデビューは土日で計3鞍が組まれている。毎年、この開催を狙ってきた東西の素質馬が揃うだけに今年も注目だ。
【7月26日(土) 新潟芝1600m・牝馬】
◆ラプランセス(牝、父エピファネイア、母レジーナドーロ、美浦・斎藤誠厩舎)
祖母のレジネッタは桜花賞馬。キングカメハメハ産駒の母は芝1600〜1800mで3勝している。「まだ周りの馬を気にするようなところがあるけど、デビュー前としては十分な動き。軽い芝に行って良さそうです」と相田調教助手。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。
◆ルージュアストレア(牝、父キタサンブラック、母プリンセスアスタ、美浦・栗田徹厩舎)
母はイタリアで芝7FのG3を勝っている。「小柄な牝馬だけど、カイバはしっかりと食べている。気性も素直で、動きはダイナミック。開幕週の軽い芝はいいと思います」と栗田徹調教師。鞍上はR.キング騎手が予定されている。
【7月26日(土) 新潟芝1400m】
◆ウインマニフィーク(牡、父ベンバトル、母ウインファビラス、美浦・鈴木慎太郎厩舎)
ステイゴールド産駒の母は新潟2歳S2着、阪神JF2着など2歳戦から活躍した。叔父に香港のG1を2勝したウインブライトがいる。「気持ちの面や体つきに幼いところがあるけど、その中でも追い切りでは動けているし、まだまだ良くなってきそう。いいスピードがありそうです」と鈴木慎太郎調教師。鞍上は三浦皇成騎手が予定されている。
【7月27日(日) 新潟芝1600m】
◆ペルウィクトール(牡、父サートゥルナーリア、母ウィクトーリア、美浦・宮田敬介厩舎)
ヴィクトワールピサ産駒の母はフローラSの勝ち馬で、オークスでも4着に好走した。祖母のブラックエンブレムは秋華賞の勝ち馬。伯父にブライトエンブレム(札幌2歳S)がいる。「フットワークが大きい。肩回りや腰の筋肉もあるし、いいエンジンを持っている。いかにも新潟の外回りコースは合いそうです」と宮田敬介調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)