CBラポルテのビルバオ復帰が本格化? 争点は給与面…アル・ナスルは欧州遠征に招集せず

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2025年07月21日 18:51  サッカーキング

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ビルバオ復帰の可能性が取り沙汰されるCBラポルテ [写真]=Getty Images
 古巣復帰の可能性が取り沙汰される、アル・ナスルに所属するセンターバック(CB)アイメリク・ラポルテが、チームのオーストリア遠征のメンバーから外れた。20日、スペイン紙『アス』が報じている。

「アスレティックか、ジロンダン・ボルドー(生まれ故郷近隣のクラブ)のどちらかでスパイクを脱ぎたい」と、2年前に語った願いが、実現に向けて動き始めるかもしれない。現在31歳のラポルテは、2023年夏に5年半在籍したマンチェスター・シティからアル・ナスルへと完全移籍。ここではクラブ公式戦通算69試合に出場しているほか、昨夏に行われたEURO2024ではロビン・ル・ノルマンとのCBコンビでスペイン代表の大会最多4度目の優勝に大きく貢献するなど、欧州の第一線を離れても焼きが回っていないことを証明した。

 そんなラポルテに対しては、この夏の移籍市場でアスレティック・ビルバオが獲得に乗り出していることが報じられている。新シーズンに11年ぶりのチャンピオンズリーグに出場する“ロスレオネス”だが、エルネスト・バルベルデ監督も認めているように、UEFAのドーピング検査で陽性反応が確認されたイェライ・アルバレス(本人は故意ではないことを主張しているが…)の一件もあり、CB補強が必須に。そこで、かねてより古巣復帰の願望を口にしてきたフレンチバスク人に白羽の矢を立て、すでに最初の口頭オファーを提出したとされている。

 そうしたなかで、アル・ナスルはオーストリアでのプレシーズンキャンプに帯同するメンバーを発表したのだが、ラポルテを招集せず。『アス』によると、同選手はサウジアラビアで移籍交渉を続けるとのことで、アル・ナスルとしては、少なくとも獲得時に費やした2750万ユーロ(約47億円)の半額を回収したい模様。最終的に、1500万ユーロ(約26億円)前後で決着がつく可能性もあると見方を示した。そして、争点となるのは年俸だと指摘した上で、現行契約が最終年の2025−26シーズンにおいて、ラポルテはアル・ナスルから約2500万ユーロ(約43億円)を受け取ることになっているが、アスレティック・ビルバオではその金額の3分の1にも満たないという。ただ、同クラブも長期契約で埋め合わせをすることを目指しているようだ。

 マンチェスター・シティ時代には、負傷離脱した際に『レサマ(アスレティック・ビルバオの練習場)』でリハビリに励むなど、常にアスレティック・ビルバオと良好な関係を継続させてきたラポルテ。2年前は「タイミングが悪かった」と復帰を見送ることになったが、今夏再び、“始まりのクラブ”に戻るチャンスが巡ってきている。

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