【AI予想・関屋記念】ハンデ戦に変更されたサマーマイルシリーズ第2戦! 人工知能は重賞初制覇を目指す3頭に高評価

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2025年07月21日 19:00  netkeiba

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関屋記念に出走予定のシヴァース(撮影:下野雄規)
 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は日曜日に関屋記念(GIII)と東海S(GIII)が行われます。その中から新潟競馬場で行われる関屋記念を取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年の関屋記念での前走クラス別成績を見ていきます。過去10年の関屋記念では、前走で重賞に出走していた馬が7勝2着8回3着7回と良績を残しています。データ対象の関屋記念はすべてGIIIで開催されていますので、前走で同格以上のレース経験が重要になるのでしょう。また、前走が重賞だった馬でそのレースにおいて5番人気以内の支持を集めていた馬が6勝2着6回3着3回となっています。前走重賞組の中でもそのレースで上位人気に支持されている馬には注目したいところです。

 一方、過去10年の関屋記念で前走がオープン特別以下だった馬は3勝2着2回3着3回となっていますが、馬券に絡んだ8頭の内、7頭が前走で2着以内に好走していました。前走が格下のオープン特別以下だった馬については、そのレースで連対し力のあるところを見せていることが好走するための条件と言えそうです。

 続いては、過去10年の関屋記念における前走人気別成績を見ていきます。過去10年の関屋記念では前走5番人気以内の馬が9勝2着7回3着5回と圧倒しています。前走で人気を集めているのは、それ以前のレースで評価できる実績がある馬と言えます。ある程度の実績を持っている馬が、順当に力を出し切っていると考えられそうです。

 その一方で前走6番人気以下の馬は1勝2着3回3着5回と苦戦しています。ただ、馬券に絡んだ9頭の内、6頭は前走でGIに出走していました。GIはハイレベルなメンバーが相手になりますので、人気を集められなくても致し方ない面があります。また、前走がレベルの高いレースであった場合は、ハイレベルなレースを経験したことが強みになるため、結果を残すことができるのではないでしょうか。

 それでは早速ですが、今週の関屋記念でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆重賞初制覇を目指す本命候補たち

シヴァース

 3勝クラスを勝ち上がって挑んだ前走のしらさぎS(GIII)は10着。レースは4番手あたりで運んでいましたが、終始力みながらの追走。そこで余計な体力を使ってしまったのか、直線では仕掛けても反応がないままレースを終えてしまいました。前走は前に壁がないポジションになったことが敗因と言えそうです。

 2走前の夢洲S(3勝クラス)では前に壁を作って運び、何とか我慢が利いたことで直線では脚を使うことができて勝利を収めています。今回も前に壁を作れるかどうかが好走するためのポイントになりそうです。24年のきさらぎ賞(GIII)で3着に入っているように能力は重賞でも通用するモノがあります。好走条件が整えば前走からの一変があっても不思議はありません。

ボンドガール

 ここ2走は結果を残せていませんが、前走のヴィクトリアマイル(GI)はスタートで躓き後方からの競馬。しかも、道中は折り合いを欠きながらの追走にもなってしまい、直線に向くころには余力はなく16着と大敗しています。ただ、スタートでの誤算や折り合いを欠いてしまったことなど、敗因は明確ですし度外視できる一戦と言えそうです。

 2走前の阪神牝馬S(GII)はスローの上がり勝負で大外を回っての5着で展開が向かなかった印象です。それでも掲示板を確保しているように力のあるところは示したレースではありました。これまで重賞勝ちの実績はありませんが、重賞で2着5回と上位争いに絡んでいますし、タイトル獲得は時間の問題でしょう。前走より相手は楽になっている印象もありますし、ここは重賞初制覇の大チャンスと言えそうです。

トランキリテ

 近5走の内、4走で上がり3位以内を記録し、その内の3回が上がり1位と安定した末脚が魅力な本馬。ここ2走はどちらも3着と勝ち切れていませんが、前走の都大路S(L)を勝ったのは次走の府中牝馬S(GIII)でも優勝したセキトバイースト。2走前の六甲S(L)では今年の新潟大賞典(GIII)で勝利したシリウスコルトとタイム差なしの競馬。ここ2戦はそれなりのメンバーを相手に善戦していますし、相手関係から本馬にも重賞でやれるだけの能力はありそうです。

 今回は重賞で近2走よりは相手が揃った印象はあります。ただ、本馬にとってプラスになるのは、今年の関屋記念はハンデ戦で開催されることでしょう。重賞での実績に乏しい本馬ならば、それほど重い斤量を背負わされることはないでしょうし、むしろ斤量面では恵まれる可能性が十分に考えられます。斤量差を活かすことで実績のある馬が相手でも十分に太刀打ちできるはずです。加えて、末脚の活きる展開にもなれば上位に食い込みに期待ができそうです。

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