【日本ハム】柴田獅子、26日後半戦初戦で先発デビュー 新庄監督「まずは投手」いずれは「両方」

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2025年07月21日 19:07  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

20日、フレッシュオールスターで全イの先発として力投する日本ハム柴田

<楽天0−2日本ハム>◇21日◇楽天モバイルパーク



3連勝締めで公約通り「貯金21」で前半戦を終えた日本ハム新庄剛志監督(53)が、球宴明け初戦の26日ロッテ戦(エスコンフィールド)でドラフト1位ルーキーの柴田獅子投手(19)を先発デビューさせることを明かした。リーグ優勝へ向かう大事なチームのリスタートを次代のエースに託し、若い才能のさらなる成長につなげる。


   ◇   ◇   ◇


3連勝で球宴へと向かう新庄監督が、指揮官らしいサプライズをあたためていた。「僕の中では重大なことがあって…」と切り出した話の中身は、「オールスター明けの1発目に柴田くんを先発で」。首位を走るチームの大事なリスタート初戦、26日ロッテ戦でドラ1ルーキー柴田を投手デビューさせる。


2軍で8試合に登板している柴田は、20日のフレッシュ球宴にも出場し、自己最速を1キロ更新する154キロをマーク。1回1安打無失点で先発の大役を果たした。新庄監督は「速かったねぇ。フォームきれいねぇ。いつもバッター目線から見るんですけど、あの真っすぐは打ちづらい。ファウルを取れるピッチャー」と激賞。過去にはイチローがMVPを獲得するなど若手有望株たちの祭典での快投に「1軍なら、さらに(気持ちが)高まると思うから。166(キロ)ぐらい出るんじゃないかな」と、衝撃の剛速球をも予言した。


大きな舞台を経験させて伸ばすのが新庄流だ。この日、6回2安打無失点と楽天打線を抑え3勝目を挙げた細野は昨年、4万人を超える甲子園でデビューさせた。新庄監督は「首位ターンじゃなかったら投げさせてないかも。それくらい大事な試合ですよという思いを込めての登板。これはもう全然、その後の野球への取り組み方にしても変わってきます」と説明した。


2軍でも2イニングが最長で、目安は40球を見込んでいる。投打で調整中の逸材も「打たせたい…。(投打)両方いきたいんですけど、その後のピッチャーの継投とかもあって。まずはピッチャーだけ2〜3回を投げさせたいなというのをずっと思っていて」。ダイヤの原石を極限に緊張する場面に放り込み、ピッカピカに磨き上げる。【永野高輔】

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