名古屋市で「高級住宅地のイメージ」がある区ランキング! 2位「昭和区」、1位は?【専門家の解説も】

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2025年07月21日 19:50  All About

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All About編集部は2025年7月7〜8日に、全国10〜70代の250人を対象に「名古屋市のイメージ」に関するアンケートを実施。「高級住宅地のイメージがある区」ランキング、2位「昭和区」、1位は? ※画像:PIXTA
味噌カツやひつまぶし、手羽先などの名古屋めしや、金のしゃちほこがシンボルの名古屋城など、グルメも観光スポットも充実する「名古屋市」は旅行先としてはもちろん、交通の便がよく買い物に便利な商業施設も発展していて、居住地としても人気です。

All About編集部は全国10〜70代の250人を対象に「名古屋市のイメージ」に関するアンケートを実施。今回は「高級住宅地のイメージがある区」の結果を紹介するとともに、All About 名古屋ガイドの大竹敏之さんが街の特徴、おすすめスポットなどを解説します。

2位:昭和区/56票

2位に選ばれたのは「昭和区」でした。市のほぼ中央に位置し都心近くにありながら、興正寺公園や鶴舞公園など自然を感じられるスポットもあります。交通アクセスもよく、地下鉄鶴舞線、桜通線、名城線が通っています。

また、南山大学や名古屋工業大学、中京大学など大学も多く、市内でも有数の文教地区として知られています。

回答者に昭和区を選んだ理由を聞くと、以下のような声が寄せられました。

「八事のあたりは高級住宅街のイメージがあるから」(20代女性/愛知県)

「名古屋の中でも昭和区は、敷地の広い豪邸が多く高級住宅地のイメージがあります。高級賃貸マンションも多く、交通の便も良いと思います」(50代女性/和歌山県)

「昭和区の南山大学から名古屋大学を通って本山あたりまでは車が通行する広い道路を一本中に入ると豪邸が多いので」(50代女性/愛知県)

「文教地区として知られ、歴史ある邸宅街や有名私学が集まっており、落ち着いた住宅街のイメージが強いからです。特に八事周辺は高級感があり、住環境も良好です」(20代男性/静岡県)

「いかにもセレブが住んでいそうで、広い住宅が多く、私立大学なども多いことから、そういうイメージがあります」(50代男性/岡山県)

1位:千種区/83票

1位は「千種区」でした。名古屋駅や栄駅など都心に近く、地下鉄3路線とJR中央線が乗り入れており利便性に恵まれた街です。今池や本山、星ヶ丘地区を中心に商業が発展し、飲食店やショッピングモールが充実。

アジアゾウやコアラが人気の東山動植物園、市内有数の桜の名所である「桜の園」がある平和公園など自然も豊かで、多くの高校や大学がある文教地区としても知られています。

回答者に千種区を選んだ理由を聞くと、以下のような声が寄せられました。

「千種区は住みたい街ランキングで上位にランクインすることが多く、文教地区としても知られていますし、今池のような賑やかな繁華街と、その北側の閑静な住宅街が共存していて人気です。豪邸が建ち並び高級感があります」(50代女性/福岡県)

「高級住宅が多い千種区の中でも、覚王山、星ケ丘エリアなど有数の高額所得者が集まる住宅が多いからです。また、名古屋大学もあり文教地区としてのグレードも高いです」(70代男性/神奈川県)

「覚王山や本山周辺は高級住宅街として有名で、おしゃれなカフェやショップが並び、利便性と上品さを兼ね備えたエリアなので」(50代女性/愛知県)

「数年前に出張で星ヶ丘を訪れ、散策したが、おしゃれで、高級な住宅が多かった印象があるから」(60代男性/神奈川県)

「街も落ち着いていておしゃれなカフェやお店も多いみたいで、なんとなく上品で知的な雰囲気のある場所なイメージ」(30代女性/福岡県)

名古屋の専門家から見る千種区と昭和区

千種区、昭和区の特徴、見どころなどについて、All About 名古屋ガイドの大竹敏之さんにお聞きしました。

大竹:2位・昭和区の高級住宅街といえば八事(やごと)です。この地域のセレブを「ヤゴトジェンヌ」と呼ぶほどハイソなイメージが定着しています。丘陵地であることも山の手の優雅な雰囲気に一役買っています。状態のよいヴィンテージマンションも多いので、ヤゴトジェンヌの仲間入りしたい人には狙い目です。

地域の人気店が「スペイン窯 パンのトラ 八事店」。愛知県内に7店舗を展開するベーカリーで、この店限定の2000円超の超高級食パンがあるのも八事ならではです。名刹・興正寺の境内で毎月21日に開かれる興正寺マルシェも、オーガニック食材を使ったグルメや手作りのクラフトを扱うショップが集まり、暮らしの充実度を高めてくれます。

1位は「シラカベーゼ」が住む白壁を擁する東区かと思いきや千種区。池下、覚王山、本山、東山公園、星ヶ丘など地下鉄の駅ごとに少しずつカラーが異なる高級住宅街があり、総合力で1位に輝いたといえるでしょう。

地下鉄東山線で栄、伏見、名古屋駅まで1本で行ける交通の便のよさもあり、転勤族の大半は先の駅周辺で住まいを探します。経済力のある世帯が多いこともあって魅力的な飲食店も多く、それがまたエリアのイメージを高めています。

足を運んでもらいたいのは独立系書店「ON READING」。東山公園の古いマンションの一室の小さな店ですが、選書のセンスがよく、行くたびに思わぬ1冊と出会えます。

【大竹敏之プロフィール】
All About 名古屋ガイド。愛知県常滑市出身。大学卒業後、名古屋の出版社に勤務し、その後フリーライターとして独立。雑誌や新聞、Webメディアなどに名古屋の情報を発信する。著書は『間違いだらけの名古屋めし』(ベストセラーズ)『名古屋の喫茶店 完全版』(リベラル社)など多数。

<調査概要>
名古屋市のイメージに関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査日:2025年7月7〜8日
調査対象:全国10〜70代の250人(男性:86人、女性:160人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文ママ
(文:大竹 敏之)

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