74歳男性・月の年金約25万円「急な出費まで賄うには無理がある」足りない年金の補い方

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2025年07月21日 20:10  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住74歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住74歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:74歳男性
同居家族構成:本人、妻(69歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:会社員
リタイア前の年収:950万円
現在の資産:預貯金1500万円、リスク資産2000万円
これまでの年金加入期間:国民年金444カ月、厚生年金444カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):4万3000円(繰り上げ受給と推察)
老齢厚生年金(厚生年金):21万円(繰り上げ受給と推察)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

配偶者の年金や収入:年金65万円(年額)

「夫婦の年金だけでは足りない月がある」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「生活自体は年金で賄えている。ただし急な出費、例えば電気製品の買い替えや、交際費等までを払うには無理がある」と語っています。

ひと月の支出は「約25万円」。夫婦の年金だけでは「足りない月がある」と回答されています。

「足りない支出は株や債券の配当金などで賄っている」

年金で足りない支出については「株や債券の配当金など」で賄っているという投稿者。

年金生活においては「アルコール代の節約が目的で、夜の外食をなるべくしないようにしている」とあり、主に嗜好品を控えることで支出を抑えている様子です。

今の生活での不安や不満については「自分と配偶者の健康が一番の心配。また近年の物価上昇が著しいので、自分の金融資産がもつかどうかがやや心配」とのこと。

また「母親の介護を一部担当しているため、現役時代に(引退したら行こうと)楽しみにしていた旅行にあまり行けていない」とコメントされています。

「退職金の一部をS&P500にいれておけばよかった」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「株式を始めて20年余りだが、目先の値上がりで売ってしまったものが多い。ずっと持っていればよかった。円高のときに退職金を受け取ったが、その一部をアメリカのS&P500にいれておけばよかった」と回答。

そのほかにも、若いうちに「ゴルフを習いたかったが時間とお金の両方がなかった」との後悔があると言います。

年金生活となった現在は「自由な時間がある。自分の1日を自分でコントロールできる」のが最大の利点だと投稿者。中でも「昔の友人と会って話をすること。孫の成長」を見守ることが今の生活の喜びだと教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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  • 74歳で月25万もあれば十分だろ。何甘えてるんだと言いたい。
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